中国人の名前と苗字の一覧

中国

本記事はバラエティ豊かな成り立ちを持つ中国人の姓名について解説します。中国の存在感が増すにつれテレビやニュースでも中国人名を見る機会が増してきました。またこれから実際に関わる機会が出る可能性もあります。中国人の名前について知っておきましょう。

中国人に多い名字ランキングTOP100

以上が中国に多い名字1位から100位までです。中国には約6000の姓があると言われています。そして上記100姓だけで全人口の約85%を占めています。しかもトップ10だけで全人口の40%、更にトップ3の王(8%)、李(7.5%)、張(7%)だけで全人口の22.5%を占めるという、似た名字の人がかなり多いという結果になっています。

中国人の名前に多く使われている漢字

  • 伟:(wei)意味は素晴らしい
  • 丽:(li)意味は美しさ
  • 强:(qiang)意味は強さ
  • 平:(ping)意味は平和
  • 勇:(yong)意味は勇気
  • 静:(jing)意味は静けさ
  • 英:(ying)意味は繁栄
  • 秀:(xiu)意味は優れる
  • 敏:(min)意味は鋭い
  • 杰:(jie)意味は傑出
  • 超:(chao)意味は超す

中国人の名前にはかなり高い頻度で以上の漢字が入っています。

中国人の名前の呼び方:敬称やニックネーム

中国人名の敬称(接尾語)

中国ではさん付けせずに名前をそのまま呼ぶことも一般的ですが、年配への敬称や特別な人への愛称など次のような接尾語があります。

  • 先生:男性の名前の後に付けることで敬意を表します。例えば張紅飛さんなら張紅飛生となります。

  • 女士:女性の名前の後ろに付けます。

  • 小姐:若い女性に対して付けます。

  • 老師:尊敬する相手に対して「師」を取って付けます。例えば張紅飛師となります。

中国人のニックネーム(あだ名)

中国のあだ名はだいたい以下3つのパターンがあります。

名前の一字を重複させる

ビンビンとかリンリンといった感じでニックネーム化することが中国ではとても一般的です。例えば張紅飛さんの場合、紅紅、或いは飛飛のようになります。

小や老の接頭語を付ける

年下に対しては「小」を、年上に対しては「老」を名前の先頭に付けることで親しみを込めて呼ぶことも一般的です。例えば張紅飛さんのケースでいうと、小紅か老紅、或いは小飛か老飛のようになります。

阿の接頭語を付ける

名前の先頭に「阿」を付けることで愛情を込めた呼び方になります。例えば張紅飛さんなら阿紅、或いは阿飛となります。

中国人の名前の順番

中国では名前は法的には「名字+名前」の順番で書くことになっています。名字は通常ほとんどが1文字ですが、2文字や3文字もないわけではありません。名前は2文字が最多であるため中国人の名前はだいたい漢字三文字で構成されています。しかし中国では知人同士では日常的に本名とは全く関係のない通名で呼ぶ合うこともよくあります。また幼名や成人して付ける名前など文化的な習慣が残っていた側面もあります。

夫婦別姓:中国人女性は結婚しても名字は変わらない

中国では夫婦別姓が標準です。妻は別姓のままで、子供は父の名字を受け継ぐ伝統がありましたが、今は父親の名字か母親の名字かのどちらかを選ぶことができるようになっています。また今は可能になっていますが、かつては同姓の人々は結婚できませんでした。同姓がめちゃくちゃ多い中国だと好きになった人が同姓であるケースはさぞ多かったのではないでしょうか。

中国人名と出身地の関係性

本記事冒頭でも触れましたが中国人は世界規模で広がっています。そして出身地によって若干名前にも地域性が表れています。例えばかつての香港やアメリカに移民した人々など英語圏生まれは「英名+名字」で名前を書くケースも多いです。ブルース・リーやジャッキー・チェンなどがそうですね。また中国国内でも地域によって発音が異なりますので出身地が読みとれます。

兄弟には同じ漢字を一文字含ませることも

この代表的な例が中国国家主席の習近平氏の兄弟の習遠平さんがあります。典型的な例だと思います。

同じ漢字でも読み方や四音が異なる

中国語の発音は北京語と広東語や福建語などで異なっています。そのため例えば王さんもその出身地で読み方が異なります。例えば王さんと言う方がいましたら、北京語圏ではワンさんと呼びますが、広東語圏の出身であった場合彼は自分をウォンと名乗るでしょう。日本人が少し中国人の名前と発音を覚えて王さんと出会ったとき、必ず彼の名前の発音はワンであるとは限らないわけです。

四音によって同じ音でも区別されている

さらに、中国語は四音といって同じ発音でも語尾を上げたり下げたりすることで異なる意味になる特性があります。 例えば媽と馬という漢字を日本語のカタカナに当てはめると両方ともマになります。しかし中国語の発音では媽は平坦に発音されるのに対し、馬は捻って発音され、別々の音として認識されています。

以上中国人の名前と苗字について見てきました。名前はその人本人にとって大切なものであり、親が思考錯誤して授けた特別のものです。日本も漢字を使用することで、中国人の名前を見知ってくると覚えるのはそれほど難しいことではないと思います。また読み方も中国人の名前を日本語の読み方に置き換えたり、日本人の名前を中国読みに置き換えてて読むことも許容されていますので読み方に相違があっても双方がそれを特に問題とする向きはこれまでのところありません。

仮に現地読みをする場合、漢字の読み方が大きく異なりますし、また似た音であっても中国独特の四声によって使い分けられているため、親しい思いを込めて現地読みをしたはずが発音によっては意味そのものが別物になってしまって怪訝な顔をする中国人もいることでしょう。中国人は日本人が中国語の発音が分からないことを知っているので現地読みができていなくてもしょうがないと思ってはいると思いますが、現地読みをする場合はやはり名前の意味が変わらない様できる限り正確に読むのように心がけたいものですね。