スペイン人の名前と苗字の一覧(スペイン語圏・スペイン系の名前)
スペイン語は神と話す言葉と言われるように、言葉の響きそのものがカッコイイので、かっこいい名前も多いと個人的に思います。スペイン語を公用語にしている国が多いため話者人口は4億7700万人にのぼります。更にスペイン語を第二外国語として習得する人口が約1億人いるそうです。つまり地球上で約5億7700万人がスペイン語を話せるわけですね。また、現在進行形でアメリカ合衆国南部でもメジャーな言語になってきています。よって、今後もスペイン系の名前を見る機会が益々増えていきそうです。本記事ではそんなスペイン語の名前と名字についてご紹介します。
スペイン系に多い名前と苗字一覧と意味
スペイン系男性の名前
サンティアゴ - Santiago(聖人ヤコブ)セバスチャン - Sebastian(尊い)
マルティン - Martin
エマニュエル - Emmanuel(神と共に)
アンドレ - Andres(武勇)
ブルーノ - Bruno(茶色)
ティアゴ - Thiago
アイザック - Isaac
フェルナンド - Fernando(冒険心)
エミリオ - Emilio(闘争心)
ラファエル - Rafael(神の癒し)
フランシスコ - Francisco(自由人)
カルロス - Carlos(自由人)
カルロ - Carlo
マニュエル - Manuel
ヴァレンティーノ - Valentino(体力)
クリストファー - Christopher
ルシアーノ - Luciano
ロレンツォ - Lorenzo(月桂樹)
エステバン - Esteban
ペドロ - Pedro
アントニオ - Antonio(極上の)
ヒューゴ - Hugo
フランコ - Franco(素直)
エドゥアルド - Eduardo
マルコス - Marcos
マルコ - Marco
サルバドール - Salvador(救済者)
イグナシオ - Ignacio
ゴンザーロ - Gonzalo
レオナルド - Leonardo
ディエゴ - Diego
エミリアーノ - Emiliano
リカルド - Ricardo
マリオ - Mario
ヤヴィエール - Javier
セルジオ - Sergio(保護する)
パブロ - Pablo
エンリケ - Enrique
ロドリゴ - Rodrigo(有力者)
ジュリオ - Julio
アルマンド - Armando(兵士)
ロベルト - Roberto
ゲラルド - Gerardo
グスタボ - Gustavo(神の使い)
アルフレッド - Alfredo(精霊)
サンタナ - Santana(聖アンナ)
マルセロ - Marcelo
カルメロ - Carmelo
サントス - Santos
ベルナルド - Bernardo
ブランコ - Blanco
チェベス - Chavez(鍵)
クラウディオ - Claudio
コルテス - Cortez(議会)
ドネーロ - Donelo
ディアゴ - Diago
エムンド - Edmundo
エミラーノ - Emilano
ルーカス - Lucas
メテオ - Mateo
レオ - Leo
ニコラス - Nicolas
ホワキン - Joaquin(神の備え)
ホワン - Joan
ホルヘ - Jorge(農夫)
ラウル - Raul
ラモン - Ramon
ダリオ - Dario
スペイン系女性の名前
ソフィア - Sofia(知恵)イザベラ - Isabella(神への誓い)
イサベル - Isabel
オリビア - Olivia(オリーブ)
アレッハンドラ - Alejandra(人類の保護者)
カミラ - Camila(信徒)
ヴァレリア - Valeria(健全)
ヴィクトリア - Victoria
ガブリエラ - Gabriela
サラ - Sara
ダニエラ - Daniela
ジュリエッタ - Julieta
ナタリア - Natalia(神の誕生)
マリア - María
カタリーナ - Catalina(清純)
レジーナ - Regina(女王)
マリアナ - Mariana
ゾーイ - Zoe(人生)
ヴァレンティーナ - Valentina
ポウラ - Paula
フェルナンダ - Fernanda(探検家)
ミア - Mia
アマンダ - Amanda(愛らしい)
エレナ - Elena
ヴァイオレッタ - Violeta
ルシアナ - Luciana
ミランダ - Miranda
ジュリアナ - Juliana
エリサ - Elisa
カーラ - Carla(自由人)
アヴァ - Ava
エミリア - Emilia
マルティーナ - Martina
レナタ - Renata
アントネーラ - Antonella
アメリア - Amelia
アルバ - Alba
カルメン - Carmen(歌)
アンジェリーナ - Angelina(天使)
エスメラルダ - Esmeralda(エメラルド)
ジュアナ - Juana
マルガリータ - Margarita(デイジーの花)
ローサ - Rosa
フランシスカ - Francisca
パトリシア - Patricia(高尚)
グロリア - Gloria
イルマ - Irma(全て)
ビアンカ - ianca
マレーナ - Malena
アリシア - Alicia
ラモナ - Ramona
エスペランザ - Esperanza(希望)
ガダルーペ - Guadalupe
ルーペ - lupe
サヴァナ - Savanna
サローメ - Salome
ジャズミン - Jazmin
ラファエラ - Rafaella
ファビアナ - Fabiana
ロウラ - Laura
アルマ - Alma
モンセーラ - Monserrat
ミシェル - Michelle
アレッサンドラ - Alessandra(アレッハンドラと同じく人類の保護者)
マグダレーナ - Magdalena(聖書に出てくる地名マグダラにちなんだ名前)
アリサ - Alisa
フェリサ - Felica
グラシェラ - Graciela
イレーナ - Irene
カティア - Katia
オリエータ - Orieta
クェリーダ - Querida
ティア - Tea
ヴァレンシア - Valencia
ヴェルダ - Verda
サルマ - Salma
スペイン系の名字
ガルシア - Garcíaフェルナンデス - Fernández(冒険家の子孫)
ゴンザレス - González(高尚な戦士)
ロドリゲス - Rodríguez(高名な支配者の子孫)
ロペス - López(狼の子孫)
マルティネス - Martínez(戦の神の子)
サンチェス - Sánchez(神聖なる子)
ぺレス - Pérez
ゴメス - Gómez(立派な男の子孫)
ルイス - Ruiz
ヘルナンデス - Hernández(穏やかで勇敢)
ディアス - Díaz(至高なる聖ヤコブの子)
アロンソ - Alonso
ロメロ - Romero(巡礼)
ナバルロ - Navarro(スペイン北部の山に面した平地にちなんだ名字)
ナバル - Navar
ドミンゲス - Domínguez
ギル - Gil
ヴェスケス - Vázquez
セラーノ - Serrano
ラモス - Ramos
ブランコ - Blanco(白)
カストロ - Castro(城砦)
オルテガ - Ortega
ルビオ - Rubio
オルティス - Ortiz
イグレシアス - Iglesias(教会)
クルス - Cruz(十字架)
モラレス - Morales(モラル)
ルイス - Ruíz
メンドーサ - Mendoza(寒い山)
ヘレーラ - Herrera
ヴェルガス - Vargas
メンデス - Méndez(献身する者の子)
エストラーダ - Estrada(整った道)
コルテス - Cortez
レイェス - Reyes
ジメーネス - Jiménez
ラミレス - Ramírez
ロサリオ - Rosario(薔薇の園)
サンタナ - Santana(聖アンナ)
フエンテス - Fuentes
コロン - Colón
サンティアゴ - Santiago(聖人ヤコブ)
カスティロ - Castillo(城)
アコスタ - Acosta(海岸にちなんだ名字)
アイサ - Aiza
デルガド - Delgado
アレグリア - Alegria(喜び)
カベーロ - Cabello
アラミーラ - Alamilla
アベロ - Abello(蜂)
アマドール - Amador(愛しい人)
プラド - Prado
サラス - Salas
サルバドール - Salvador(救済者)
サントス - Santos(聖人)
テオドロ - Teodoro
トレド - Toledo
ウルバーノ - Urbano
ヴァルデス - Valdez
ヴァレンチアーノ - Valenciano(地名バレンシアにちなんだ名字)
ヴェガ - Vega
ヴェラ - Vera
ヤネス - Yanez(ヨハネの子)
フロレス - Flores(花)
スアレス - Suarez
ドミニゲス - Dominguez
アルカード - Alcaldo(裁判官)
バルベーロ - Barbero(理髪師)
カブレロ - Cabrero(ヤギの群れの番人)
コルレドール - Corredor
マルケス - Marques
モレーノ - Moreno
ベロ - Bello
ディエゴ - Diego
バンデラス - Banderas(旗)
カンデラ - Candella
エスペランザ - Esperanza(希望)
ゲラ - Guerra
オルメダ - Olmeda
ティノーコ - Tinoco
トリビーオ - Toribio(聖人の名前にちんだな名字)
ヴァスコ - Vasco
ヴェラ - Vela
ヴェルデ - Verde
ヴィシオッソ - Vicioso
サパタ - Zapata(敷石)
サラ - Zarra(花)
ご覧のように、男性の名前は「お」音で終わる傾向、女性の名前は「あ」音で終わる傾向があります。また、スペインでも西洋の名前全般に見られる傾向である発音・表現の仕方が変わっただけな名前が沢山あります。例えば英名でエドワードはスペイン名ではエドゥアルド、マークはマルコ、ピーターならペドロ、パトリックならパトリシオなどです。Jの発音の時はhに代わっているのも特徴的です。例えばJoseと書いてホセと呼んでいます。
スペイン系の名前の順番
スペイン名は名前+父型の名字+母型の名字で構成されます。欧州で一般的な名前+ミドルネーム+苗字の順番ではないのが特徴です。スペイン系はミドルネームは名乗らず名前の後ろに続くのがどちらも苗字であるため、名前を書く時はミドルネームと誤解されるのを防ぐために、二つの姓をハイフン「-」で繋げて記述しています。例えば『Bruno Gomez-Martínez』の様に書きます。
スペイン名は苗字を2つ併記する(二重姓)
スペイン名は父型の第一姓と母型の第一姓を併記する二重姓の特徴があります。例えばAntonio Gomez LopezさんとMaria Martínez Rodríguezの間にBrunoという名前の子供が生まれると、子供の本名はBruno Gomez Martínezになります。
以前は伝統によって父型の第一姓が先と決まっていましたが、現在は父型の第一姓と母型の第一姓を各順番はどちらが先にきても良いようになりました。また子供が18歳以上になると自分で姓の順番を決めることも許されるようになりました。
その一方で二つの名字を名乗るのは長いため、口頭で簡単に名乗る時は一番先に書かれてある苗字を常用する向きもあります。Bruno Gomez MartínezさんのケースだとGomezとだけ名乗ることになります。
スペイン名では夫婦別姓(例外あり)
スペイン系の名前のシステムでは女性は結婚しても苗字を変える必要はありません。名字が変わるのは前述の通り子供の代です。この慣習の基本には男女双方の先祖のルーツを平等に大事にする理念があるということですね。
ただし貴族など家名が地位を象徴する場合などに女性が夫の名字を名乗る場合、「自分の姓 + de + 夫の姓」になります。自分の姓の後ろに「de」を入れて接頭語にして夫の姓を最後尾に付けます。Maria Martínez RodríguezさんがAntonio Gomez Lopezと結婚したケースだとMaria Martínez de Gomezとなります。
スペイン系の名前が使用されている国々(スペイン語圏)
スペイン式の名前が使われている国はすなわちスペイン語が公用語の国であり全部で22か国あります。以下にリストしました。
欧州
- スペイン
アメリカ大陸
- アルゼンチン
- ウルグアイ
- エクアドル
- エルサルバドル
- キューバ
- グアテマラ
- コスタリカ
- コロンビア
- チリ
- ドミニカ共和国
- ニカラグア
- パナマ
- パラグアイ
- プエルトリコ
- ベネズエラ
- ペルー
- ボリビア
- ホンジュラス
- メキシコ
アフリカ
- 赤道ギニア
- サハラ・アラブ民主共和国
以上、スペインは他のヨーロッパの国とは異なる名字のシステムが使われていることが分かりました。現在アメリカはヒスパニックの人々が激増しており、英語を話さない人もかなりの数になってきていると言われています。このことからスペイン語は重要性を増していると言うことができます。さらに世界各国が経済発展していくなかでスペイン語圏も豊かになっていき、世界各国で活躍する人々も出てくることでしょう。日本でもスペイン語圏の人々が旅行や商用で来る頻度も増えていく中で、かられの名前を覚えておくことで認知していくことができます。
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