ネパール人の誰にも教えてはならない秘密の名前とは?ヌワランコナム

カトマンズ ネパール人でヒンドゥー教徒である場合、暦などを見てヒンドゥー僧によって付けられた本当の名前がある。それをヌワランコナムという。ヌワランコナムの付け方は、占星術と歴などを組み合わせて作られるという。最も典型的なのが、生まれた月の名前の発音をヌワランコナムの頭文字に入れるという決まり。例えばヒンドゥーのカレンダーでスラウンという(日本では7月~8月)に当たる月に生まれたら、子音SかRかNのいずれかを名前の頭文字に入れる。サシスセソ・ラリルレロ・ナニヌネノの中から一字を名前の頭文字にする。 ヌワランコナムは他人に知られてはならないと信じられている。ヌワランコナムを知られたならば、誰かの憎しみをかったとき、呪いなどに使われるためだという。ネパール人は魔女や悪魔、幽霊の存在を強く信じている。現代の若者でも田舎の農村で夜外を歩くときは幽霊に気を付けなくてはならないと本気で考えている。気を付けるべきはネパールの夜に活動する豹で、これは家畜を襲ったり時には人も襲ってたびたび騒がせているわけだが。霊的な部分にこだわりが強く、幼名を呪術に使われることを恐れるという感覚自体が現代人から考えると少し奇妙とか古臭い時代遅れに感じるかもしれない。しかしネパール人の多くは今もそういったものを深層心理において生きているということを考えれば、基本的な思考回路が違うのだということを念頭において話さなければならない。