ネパールの建物強制撤去方法が危険過ぎる|まだ建物の中に人がいるのに・・・
ネパール中西部の町ブトワルで道にはみ出した建物・住宅の破壊が行われた際の動画をご紹介します。商店や中には民家もあります。家主やショップオーナーが大慌てで抗議していますが無視して目の前で派手に破壊していってます。まだ建物の中に人がいまうし、電線が千切れそうになろうとお構いなしです。物凄く危険なやり方ですね。
なぜ民家は破壊されたか?
5年前、国が道路拡張のために立ち退きするように頼み、線を引いて知らせていたそうです。立退料も渡し、その後も立ち退きを要請し続けてきたそうです。しかし家主たちはそれでも立ち退きませんでした。それどころかある1軒は立ち退き要請後に新しく建てられたものでした。5年待っても居座っているのでついに強制的に撤去を開始したということです。住民たちが今まで無反応で要請に応じなかったので、今回の撤去作業時は国も事前に何の知らせもしなかったそうです。動画中、新しく建てていた一軒に対しては最もひどい破壊が必要だと宣言しています。
軒並み削っていく中、1階を借りて商店を出したオーナーたちが抗議しにきています。家主たちは知っていたかもしれないが、自分たちはそもそもそんな話を聞いていなかったと主張しています。これまで地道にやってきたのに、今朝いきなりこんなことになって!!と言って当然ですが取り乱しています。かわいそすぎますね・・・。そのため流石に執行者も店のオーナーたちにはリポートするための連絡先を渡していますね。
歩み寄らないネパール人の国民性
ネパール人は大人しいとかいうイメージ持ってる人が多いですが、全然そんなことはありません。この破壊処置もかなり荒々しいやり方ですが、そもそも住人たちは国の言うことを聞かないのです。警察相手にも物凄く悪態をつきます。強権的な国ではなく、ネパール国民はそれだけ自由なのです。
ブトワルという町はタライ平原(ネパールの南半分)のだいたい中西部、ルンビニの近くにあります。