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ネパールのカースト制度・人種・苗字・階級・歴史をわかりやすく解説

ネパールでは苗字や人種で人の扱いを区別する制度が存在していました。一般的にカースト制度と呼ばれます。この記事では、ネパールのカースト制度の仕組み、歴史、現状まで徹底的に解説していきます。

ネパールの有名人② 詩人チッタダール・ヒリダヤ(1906-1982)

ネパールの詩人です。ネパール首都カトマンズのカリマティの騒々しい大通りに彼の銅像があります。
さて、ネパール語を話す人なら分かると思いますが、ネパール語は非常に語彙の少ない言語です。そのため繊細な描写を説明し相手に伝えることが困難なケースがよくあります。正確な作業が求められる場合、これは非常にもどかしいことになります。
そんなネパール語ですが、この言語の発展に寄与した人物がいます。タイトルの人物、チッタダール・ヒリダヤです。
彼はネパールの諸部族のなかで特にカトマンズに多いネワール人です。詳しくはwikipediaにも載っていますので、ここでは短く紹介します。

1906年に生まれた彼は詩・文学によってネパール語を発達させるために人生を捧げた人物です。
言葉がないと思考はどうなるでしょうか?
言葉は経験を保存し、万人に伝えるためになくてはならないものです。

現代では人類が蓄えてきた知識は誰もが書物を通じて得ることができますが、知識が独占されていた時代がありました。
彼が生まれた時代はネパールの王政時代です。
このチッタダールさんはそんな時代に、知識を万人に解放すべく公共の図書館を作ろうとし逮捕されています。
それだけではありません。彼は文学を通したネパール語の開発活動も続けていました。
この活動は言論統制による弾圧の標的にされ5年間も投獄されてしまいます。
しかし彼はあきらめませんでした。
獄中でも書物を書き続け、さらに書物に添える絵画も学ぶという熱心ぶりです。
出獄後は貯め込まれたその才をいよいよ発揮して、やがて認められるようになっていきます。ネパール語評議会を組織し私財を投じてその発展に貢献してゆきました。
1982年76歳で死去します。
それから約25年後、ネパール王政が終焉した2008年に彼の銅像がカリマティに建てられました。