ネパールの有名人:国民独立党(RSP)党首ラビ・ラミチャネ (Rabi Lamichhane)
2020/1月/28
ジャーナリストとしてのラビ・ラミチャネ
ネパールの汚職まみれの政治問題などについて徹底的に追及するスタンスの報道をしてきました。歯に衣着せぬスタンスは視聴者から人気を集めましたが、嫉妬や恨みを買う危険性もありました。ジャーナリストとしての本分を追及し仕事に励んでいましたが、ある日チトワンの警察署周辺に逮捕されてしまいます。自殺した知人であり同じくジャーナリストであるシャリクラム・プダサイニの携帯にラビに精神的に追い込まれたというメッセージがあったため、ラビが自殺に追いやったという断定でした。シャリクラム・プダサイニはラビ主催のニュース番組のスタッフでした。するとどうでしょうか、「政治の闇を追及しすぎてハメられたのでは?」という同情により、群衆が彼の釈放を求めて集まりました。これにより彼はさらに有名になります。この裁判では証拠不十分で無罪となっています。ネパールの知識人や若者たちは国の現状に憤りを持ち、政治や社会のニュースに強い関心を示します。だからラビは人気がありましたが、この一件で更に求心力がアップしました。 同時に、ラビも確信しました。テレビでは変えられないことと、自らの人気が絶大であることを。こうして彼は政治家になる決意をし、クリーンな政府にすることを政治スタンスに掲げて2022年6月21日国民独立党(RSP)を結党しました。 ネパールの村々では文字も読めなかったり、ニュースも見れない人々がいる一方、都市部は急速に変化し世界的な視野を持つようになってきています。若い世代が独自に熱心に社会問題を語ることを好んでいるように見えます。特にSNSを通じて行動する人々が増えています。そういったことで、怒気渦巻くネパール社会のカリスマになっています!
ただし、ラビ・ラミチャンネは番組制作時代に複数の民間金融組織から資金提供を受けていましたが、実はその資金が組織による不正流用によって捻出されていたことが明るみになり、その件では組織のマネーロンダリングに加担していた疑惑がかかりたびたび法廷に立たされています。ラビ・ラミチャンネは一貫して資金提供は受けていたが、出所までは知らなかったと主張しています。さらに、ラビ・ラミチャネを支援していたビジネスパートナーであり、この不正流用の黒幕と見られるG.B.ライ氏はマレーシアに逃亡し潜伏中と言われています。
この金融事件は大きな騒ぎとなり、捜査と対処の在り方に不満を抱いた市民たちが当時のK.P.オリ政権に猛抗議を起こしたほどです。