ネパールの有名人:国民独立党(RSP)党首ラビ・ラミチャネ (Rabi Lamichhane)

2020/1月/28 ラビ・ラミチャネ (Rabi Lamichhane)
ラビ・ラミチャンネ(1974年生まれ)は現ネパール政党国民独立党(RSP)の党首であり、元ジャーナリスト、テレビ司会者、番組制作者でした。

ジャーナリストとしてのラビ・ラミチャネ

ネパールの汚職まみれの政治問題などについて徹底的に追及するスタンスの報道をしてきました。歯に衣着せぬスタンスは視聴者から人気を集めましたが、嫉妬や恨みを買う危険性もありました。ジャーナリストとしての本分を追及し仕事に励んでいましたが、ある日チトワンの警察署周辺に逮捕されてしまいます。自殺した知人であり同じくジャーナリストであるシャリクラム・プダサイニの携帯にラビに精神的に追い込まれたというメッセージがあったため、ラビが自殺に追いやったという断定でした。シャリクラム・プダサイニはラビ主催のニュース番組のスタッフでした。するとどうでしょうか、「政治の闇を追及しすぎてハメられたのでは?」という同情により、群衆が彼の釈放を求めて集まりました。これにより彼はさらに有名になります。この裁判では証拠不十分で無罪となっています。
ネパールの知識人や若者たちは国の現状に憤りを持ち、政治や社会のニュースに強い関心を示します。だからラビは人気がありましたが、この一件で更に求心力がアップしました。 同時に、ラビも確信しました。テレビでは変えられないことと、自らの人気が絶大であることを。こうして彼は政治家になる決意をし、クリーンな政府にすることを政治スタンスに掲げて2022年6月21日国民独立党(RSP)を結党しました。 ネパールの村々では文字も読めなかったり、ニュースも見れない人々がいる一方、都市部は急速に変化し世界的な視野を持つようになってきています。若い世代が独自に熱心に社会問題を語ることを好んでいるように見えます。特にSNSを通じて行動する人々が増えています。そういったことで、怒気渦巻くネパール社会のカリスマになっています!

ただし、ラビ・ラミチャンネは番組制作時代に複数の民間金融組織から資金提供を受けていましたが、実はその資金が組織による不正流用によって捻出されていたことが明るみになり、その件では組織のマネーロンダリングに加担していた疑惑がかかりたびたび法廷に立たされています。ラビ・ラミチャンネは一貫して資金提供は受けていたが、出所までは知らなかったと主張しています。さらに、ラビ・ラミチャネを支援していたビジネスパートナーであり、この不正流用の黒幕と見られるG.B.ライ氏はマレーシアに逃亡し潜伏中と言われています。
この金融事件は大きな騒ぎとなり、捜査と対処の在り方に不満を抱いた市民たちが当時のK.P.オリ政権に猛抗議を起こしたほどです。

国民独立党党首ラビ・ラミチャネへ

いきなり拾った副総理大臣の席をいきなり失う

2022年結党し、その年の総選挙に当選し自身の党からも20人の議員が当選したことで、当時連立政権に首相として君臨することを目論んでいたプラチャンダから連立参加の誘いが来て、ラビ・ラミチャネは合流、副首相に抜擢された。しかし、ラビ・ラミチャネはかつてアメリカで市民権を取得していた期間があり、その場合ネパール人ではなくなる。ところがアメリカ国籍を捨ててネパールに戻る際、ネパール国籍再取得の手続きをしていなかったため、正式には彼がネパリではないことが発覚し解任されてしまいました。

返り咲き、与党党首として快進撃を続ける

私がこの記事で、ラビが怒気渦巻くネパール社会のカリスマになっている、と書いたのが2020年。去年2025年にはG世代の抗議デモが発生し、当時の首相が辞職、倒閣されました。これにより、大衆たちは今後は国民独立党党首でかねてより人気のあったラビと、カトマンズ市長として手腕を振るったバレン・シャーがタッグを組んで政治をしてみてという要望が高まっていきました。 2025年12月、ラビはカトマンズ市長として手腕を発揮し人気を集めていてたバレン・シャーと話し合った結果、ラビは党首として組織を統制し、バレン・シャーは首相として政治を遂行するということで合意しました。そして2026年の総選挙でラビ率いるネパール政党国民独立党(RSP)は与党になり、二人の夢が着実に前進。気さくなラビ・ラミチャンネは議席増やしや後進育成に精力的に励んでいます。またラビ・ラミチャネは与党となった今、かつての支援者で現在マレーシア潜伏中のG.B.ライ氏が金融組織の貯蓄を流用していたことが発覚した当時、事を危ぶんで加入者が現金引き出しに駆け込んだことで多くの人が現金を引き出せなくなる被害を受けたことに対し、被害者救済を行っていく計画も進めているそうです。