カースト ネパール情報 カーミ族|ネパールの鍛冶職人カースト 2024年9月4日 目次 カーミ族の職業 カーミ族の容姿 カーミ族の名前 カーミ族の職業 カーミ族はネパールのアーリア系少数民族で、カースト制度があった時代から金属加工の職を担っていた人々です。 昔は武器製造や宝石製造など担うセクターがいくつかありました。もともとの暮らしは質素で、独自の炉で金属加工をしていました。今はかなり減りましたが、まだ家に炉を構えて金属を打つきわめて伝統的なカーミもいます。カーミ族は大変貧しい者から富めるものまでさまざまいます。昨今は宝石店や家具製作所を経営する大金持ちも出てきています。ネパールの宝石店のほとんどがカーミ族によって経営されているとはいえ、すべてがカーミ族というわけではありません。 今の時代ではカーストと職業の関係性は徐々に薄まってきており、ビジネスとして捉えた別カーストのお金持ちが宝石店を経営するケースも増えています。 ネパールは宝石の需要が高いので参入する人が多いのです。 カーミ族の容姿 カーミ族の人々は肉を多く食べるので恰幅の良い人が多いです。 顔立ちはインドアーリア系ですが、西洋人風の人も割といます。さらに最近はタマン族など非ヒンドゥーのカースト意識を持たないモンゴロイド部族と婚姻するようになり、かなりアジア的な顔立ちも増えています。これはカーストのしがらみがないだけでなく、モンゴロイド系の女性はネパールでは美しいと考えられており、人気があるのも要因になっています。 カーミ族の名前 カーミ族の苗字にはビショカルマ(ビカ)、ソナール、ロハール、タマタ、バライリー、ディヤリー、ブシャル、ソナム、などがあります。実際にカーミ族の人から聞いたところによると、カーミ族の中にも序列があり階級意識が存在しているそうです。 関連記事 ダマイ族|ネパールの仕立て屋と音楽隊のカースト タカリ族 ネパールの飲食店やホテル業をするカースト ネパール人の好みの顔とは?女性にとって「コリアンみたい」は誉め言葉 アーリア人の容姿「ある美人顔」が多い国・地域 ネパール人は如何にして相手のカーストを見分けているかをご紹介します。 ネパールのバディ族最下層カースト(ダリット)の美人女性の実話