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バングラデシュの女性の結婚事情 児童婚や一夫多妻制について

バングラデシュの児童婚

バングラデシュでは15歳までに結婚する女性が30%とまで言われています。20歳までとなるとほぼ既婚です。つまり、バングラデシュで目にする年頃の女性のほとんどが既婚という状態になります。日本でも16歳から結婚できますが、そういったケースは稀ですし、さすがにバングラデシュの15歳以上の3人に1人は既婚という状況とは違います。やはり驚きの状態ですね。しかも彼女達のほとんどは、お見合い結婚です。誰かに恋し、付き合い、やがて結婚を考えるようになってしたのではなく、ある日、親と一緒に他の家族と顔合わせし、皆の意見が合えばいきなり結婚です。女性の選択肢を奪っているという見方もできますし、保護主義という見方もできるでしょう。我が子を大事にする家庭に入れたいという思いもあるでしょうから。では次に法律的にはどうなのか、チェックしていこう。

バングラデシュで児童婚がある理由

バングラデシュで結婚が可能な年齢

バングラデシュでは、男性は21歳、女性は18歳からが合法的に結婚が可能となっています。女性18歳ってなってるのに、なんで15歳以下の結婚が3分の1なの?と思うでしょう。それにはバングラデシュの特殊な状況がありました。結婚適齢期とバングラデシュの特殊な状況についてみてみましょう。

バングラデシュでは特殊な状況下での児童婚は合法

バングラデシュはまだまだ開発の遅れている地帯も多く、地域社会には旧態依然とした独自の慣習が続いている村落も少なくありません。そういった場所で、女性が結婚の保障もなしに、性の標的にされたり、虐待・酷使されるのを防ぐために、結婚を許可するケースがあるというものです。法で決められた結婚年齢の規制対象外になるそうです。名目的には良いですが、しかし解釈次第になりますので、児童婚を助長させるという不安の声や指摘もあがっています。

バングラデシュ独自の風土的土台の上にできた慣習の名残り

一方で、人類の営みは環境にあわせてやってきていた、風土的な土台があります。そもそもは若いうちからの結婚は世界的にも珍しくありませんでした。人間が短命であったり、貧困が多かったり、人手が必要であったりと、昔は若いうちから結婚して子沢山はどの国でもあったようです。

バングラデシュの結婚適齢期は?

ちなみにち、バングラデシュでは結婚適齢期は決まっていません。みんなが良いと思えば、それで結婚になります。ただし、結婚は処女のうちに早ければ早いほどすることがもっとも尊いと考えられていますし、結婚は本人の意思だけでなく、時には勝手に家族の意思で決定されることもありますので、低年齢での結婚は通例になっています。結婚適齢期は低いと言わざるを得ませんね。

実はアメリカでも14歳から結婚可能!?

女性の人権にセンシティブなアメリカですが、実はアメリカでは結婚年齢の決まりがない州もあります。こういった状況で、アメリカでは結婚年齢に制約をかけようとする動きがでてきています。

バングラデシュのDV(ドメスティックバイオレンス=家庭内暴力)

バングラデシュのアシッドアタック件数は世界一

皆さんは、アシッドアタックという言葉をご存知ですか? 酸を皮膚、特に顔などにかけて溶かす暴力行為です。硫酸によって皮膚は焼けどをおこしてただれ、ケロイド状になります。顔は一瞬にして崩壊し、その後の人生を一変させてしまうという、卑劣でおぞましい行為です。なんと、このアシッドアタックがバングラデシュでは世界一多いと報告されています。交際へのリベンジのみならず、交際を恥と思った親族が自分の娘にかけることもあるようです。しかも、結婚して家庭に入ってからもこの脅威にさらされています。報告されている件数ですでに世界一ですが、報告のない件数はまだまだあると言われています。女性蔑視の意識が、意のままにならない女性に対して制裁をかける、こういった事件が起きるようです。

バングラデシュの一夫多妻制

さて、バングラデシュにもお金持ちたちはいます。バングラデシュは一夫多妻が許されています。イスラム教では夫が妻子の面倒を見るのが模範ですから、面倒を見れる人、つまりお金がある人は一夫多妻も可能です。これは結果的に女性を保護しているという見方もありますが、女性にしてみたら大変な思いでしょうことは容易に想像できますね。いちおう、一夫多妻は成立させるには、すでにいる妻からの許可が必要とのことですが、果たして妻に選択権があるかは不明。というのも、次のような事情もあるからです。

バングラデシュの女性の地位: 結婚や離婚に関する男女の不平等性

バングラデシュでは女性は簡単には離婚できません。まず、女性が生計を立てる選択しが極端に少ない現実があります。離婚してからどうやって生きてゆくのか、これは致命的な問題です。そういった状況のなかで、妻と夫の財産分与や生活費の規定があまりにもなさすぎるため、女性は男性の財力に頼るしかないという生き方に絞られているようです。旧来的な考え方で見たとしても、例え夫が稼いでいるとしても、それだけでは家庭は成り立ちません。夫が働き、妻は家庭を維持している重要な役割を担っています。  

バングラデシュの女性の結婚事情を見た感想まとめ

以上、何か本人の意思に反する結婚を強いられるようなイメージがつきものですが、そうではなく、バングラデシュでも幸せに結婚して暮らしている人々が大半です。一夫多妻が許されているといっても、一人の妻を愛し続ける男性もたくさんいます。また、無理やりに結婚している人達だけでもありません。

自由に恋愛するだけが男女関係ではない

また、こういった見方もできるでしょう。自由に恋愛を選ぶ生き方を選ぶ自由もありますが、しきたりに則って生きることを選ぶ自由もあるはずです。「私は親が望まない交際はしない」とか、「親が選んでくれる人はきっと自分のためにも良いし、みんなが円満になる」という考え方も実際にあります。こういったものは、家族一人一人の結びつきが強いから出てくるもので、本人の意思でそうしているのなら、それも尊重されて良いでしょう。

「いきなり結婚=強制結婚」ではない

もちろん、強制的に、好きかも嫌いかも分からない頃に当たり前のように結婚が決まるケースもありますが、それだけがすべてではありません。そもそも親の心情としては、どうしても嫌がる子供を結婚させるわけがありません。いきなり結婚の話が始まり、相手を気に入れば、いきなり結婚が決まる、そういったいきなりの結婚はあるでしょうが、いきなり結婚の話が始まったけど、相手のことが嫌で嫌でしかたないけど、親同士がアレンジした結婚でどうしてもしなくてはならないというわけではありませんからね。

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