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ヒマラヤ山脈の地図|世界地図上で各山群の位置に印をつけてご紹介

当記事では、当ブログのメインテーマである南アジアに位置する世界の屋根ヒマラヤ山脈(Himalayan Range)の山々を場所順に順番に並べて写真と説明尽きで紹介します。

ヒマラヤ山脈の山群を世界地図につけた印の順番に見てみましょう

世界には、トレッカー達が命を落とす危険な山がある。そして、危険も顧みずにトライするトレッカー達がいる。「なぜ上るのか?そこに山があるからさ。」こう言った有名な言葉まで残したトレッキング野郎達は、実は世界中にかなりの数がいて、彼らがやっぱり一度は行きたい山として常に一番に選ばれるのがヒマラヤである。世界にある8000m級の山はすべてヒマラヤに属している。登山家にとっては当然目指すべき最高峰なのだ。以下、登山家をうならせる名山、危険山、美山を場所順に一挙に並べてゆく。目次にては、8000m超えの山には★マークをつけておく。
目次

1.パキスタンの高い山 ヒマラヤの一部であるカラコルム山脈

ケーツー (K2) 標高8611m - カラコルム山脈

パキスタンの最高峰であり、世界第2位の高さを誇る山。Kはカラコルム山脈を意味する。カラコルムはテュルク語・モンゴル語の「黒い砂利」からきているらしい。番号はカラコルム山脈のそれぞれの峰に割りふられたため、カラコルムの二番峰と言う意味でK2になっている。チベット名ではチョゴリ (Chogori)と呼ばれ、大きい山との意味がある。この山の登山は世界でも屈指の難易度であり、登頂を試みた者の死亡率は25%にも上るらしい。1954年にイタリア人の登山家によって初登頂。

ナンガ・パルバット (Nanga Parbat) 標高8126m - カラコルム山脈

パキスタンの公用語ウルドゥー語でナンガとは裸、パルバットは山を意味する。 チベット語ではデオ・ミールと呼ばれ、意味は巨大な山。非常に上りにくい危険な山で、かつて多くの死者を出したことからキラーと呼ばれたこともあった。近年では登山中ではなく、ベースキャンプにて武装勢力タリバンによる襲撃があり、外国人登山家たちが命を落としたこともあった。

ガッシャーブルム1峰 (Gasherbrum) 標高8080m - カラコルム山脈

カラコルム山脈の一部であるガッシャーブルム連峰の一つ。それぞれの峰にナンバーが割り振られたため、ガッシャーブルム1という名前になっている。ガッシャーブルムとは「日の照る壁」を意味する。7000mから8000m級の峰が連なるまさに巨大な壁。そこに日の光が照るというわけだ。

ガッシャーブルム2峰 (Gasherbrum2) 標高8034m - カラコルム山脈

ブロード・ピーク (Broad Peak) 標高8051m - カラコルム山脈

ガッシャーブルムの峰の一つであると同時に、カラコルム山脈の峰の一つであるため、K3(カラコルム山脈の峰に割り振られたそれぞれのナンバーの3番目)と呼ばれることもある。幅広い峰が特徴的だ。

2.ジャンムー・カシミール, インドの高い山 ヒマラヤ山脈

ヌン・クン (Nun Kun) 標高7,135m - ヒマラヤ山脈

レーのあるザンスカールに座するヌン峰とクン峰からなる山塊。武骨でダイナミックな形状がカッコ良い。1913年、イタリアの登山家によって初登頂。

3.ガルワール・クマウーン, ウッタラーカンド付近, インドの高い山 ヒマラヤ山脈

ナンダ・デヴィ (Nanda Devi) 標高7,816m - ヒマラヤ山脈

アメリカのCIAが1960年代に核弾頭を検知する装置を設置した山である。が、設置したものの翌年には紛失してしまい計画は終了。この山はユネスコにも登録されている世界遺産であり、地元のヒンドゥ教徒から神聖視されている山である。ナンダはサンスクリット語で喜びを意味し、デヴィは女神を意味する。1983年からは入山も禁止になった。

トリスル (Trisul) 標高7,120m - ヒマラヤ山脈

三つの主峰からなる山体。それぞれにトリスル1、トリスル2、トリスル3、と名前がついている。

カメット (Kamet) 標高7,756m - ヒマラヤ山脈

別名ニルギリ・パルバット、ニルは青、ギリは屋根や山頂のような、三角の形状を意味する。パルバットは山。まさに屋根のような形状の山。

タレイ・サガール (Thalay Sagar) 標高6,904m - ヒマラヤ山脈

4.ネパール西部の高い山 ヒマラヤ山脈 - ヒマラヤ山脈

サイパル (saipal) 標高7,031 m - ヒマラヤ山脈

グルラ・マンダータ (Gurla Mandhata) 7,694m - ヒマラヤ山脈

私の好きな山の一つ。どーんと一つ大きく、フォルムは優美。チベット高原側から見るととても美しい山である。

カイラス山 (Kailas) 標高6,638m - ヒマラヤ山脈

これも私の好きな山の一つ。まさに巨大。チベット高原、ネパール国境から数時間のところにある巨大な独立峰。ヒンドゥ、チベット仏教、ジャイナ教などで神聖視されている聖山。ヒンドゥではシバの住居がある場所と考えられている。

5.ポカラ付近, ネパールの高い山 ヒマラヤ山脈

ガンガプルナ (Gangapurna) 標高7,455m - ヒマラヤ山脈

勇ましい尾根のラインがとても美しい山である。いっきに谷へ滑り落ちてゆくような山の斜面も印象的

マチャプチャレ (Machapuchare) 標高6,993m - ヒマラヤ山脈

観光地ポカラからもその姿が見える三角形の山。とても美しいシェープ。

アンナプルナ (Annapuruna) 標高8,091m - ヒマラヤ山脈

ポカラ北方に横たわる山塊。横たわるといっても標高は8000mクラスという桁外れの巨体である。

マナスルとピナクル (Manaslu&pinacle) 標高8,156m - ヒマラヤ山脈

二つの峰が突き出した山

ダウラギリ (Dhaulagiri) 標高8,167m - ヒマラヤ山脈

ポカラの北、アンナプルナの横にある山塊。こちらもあまりにも巨大な規模のため、その高さ感覚が麻痺してしまうほど。

ネムジュン (Nemjung) 標高7,140m - ヒマラヤ山脈

巨大な登り坂のようなシェープが特徴的だ。

プタ・ヒュンチュリ (Putha Hiunchuli) 標高7,246m - ヒマラヤ山脈

規則正しい波打ちの形状

6.ゴルカ付近, ネパールの高い山 ヒマラヤ山脈 - ヒマラヤ山脈

ガネーシュ・ヒマール (Ganesh) 標高7,000+m

このあたりの山はどれも似通っているのが幾つも連なっている。遠くから見ているとどれがどれだか分からなくなるのが特徴だ。現地の発音的にはガネスと呼ばれている。

ヤングラ (Yangra) 標高7,422m - ヒマラヤ山脈

エジプトのギザのピラミッド型

7.カトマンズ付近, ネパールの高い山 ヒマラヤ山脈

ゴウリサンカル/ガウリサンカル (Gaurishankar) 標高7,134m - ヒマラヤ山脈

実際の発音としてはゴーリサンカルに聞こえる。高く聳える砦のようなシェープ

世界一高い山エベレスト (sagar matha) 標高8,848m - ヒマラヤ山脈

世界一高い山エベレスト

もともとのエベレストのある地域の人々はこの山をサガルマータ(ネパール語)或いはチョモランマ(チベット語)と呼び、彼らの地の母として崇めていた。エベレストはあとからイギリスが世界を征服していった時代に、イギリスのロイヤル・ジオグラフィック・ソサエティによって普及された名前である。インドに進出していた東インド会社が拡張するなかで土地の測量も行われるようになっていた。そんななかで当時未測定であったエベレストはイギリス側からは「PeakXV」と呼ばれており、これを探検家のジョージ・エベレストが測量したところ、世界最高峰はこの山であると分かり、彼の名前からエベレストという名前が勝手につけられてしまった(ネパールはイギリスの支配下ではなかった)。そういった経緯のままエベレストと言う名前が世界で普及し代名詞になっていることを屈辱的に感じている地元の人々もいる。例えるなら富士山があるときから訪日外国人からジョンと呼ばれ始め、いつごろからか世界中が富士山をジョンと呼び、たまに見に来るようになったとしたら?

サガルマータ:世界一高い山のエベレストの別名

ネパールではサガルマータと呼ばれてきた。意味は「サガル」は空、「マータ」は母、もしくは頭を意味する。空の母とか空をつく頭というような意味になる。

チョモランマ:世界一高い山のエベレストの別名

チョモランマはチベット側で呼ばれてきた名前で、意味は聖なる母だ。ネパールにしろチベットにしろ、地元の人々はこの山を大地を育む神のように考えていたことがその命名から伺える。

エベレストの登山費用・ルート

1947年からエベレストは外国人も登ってよいことになったが、ネパール政府の許可がいる上、料金も最低でも30万はかかると言われている。さらに、ルートも好き勝手行ってよいわけではなく、決められた幾つかのコースを歩いて行くことになっている。

エベレストの遭難

言うまでもなく、エベレストではよく遭難事故が起きている。生還できるのは奇跡と言ってよい。それには特殊な理由がある。まず、エベレストクラスの山になると酸素の量が3分の1になるため、そこにいるだけで体力は消耗し続け、動かず休むということは選択肢になくなる。次に、そういった状態だから、仲間も動けなくなった人を運ぶことは不可能となる。さらに、ヘリコプターは4500mぐらいまでしか飛べないため、捜索活動さえ不可能。実際エベレストには過去に墜落したヘリの残骸も残っている。人間は最小限の動きをするだけで精一杯、座ってるだけでも体力が減っていく世界だから片付けようもないのだ。それは死体についても同じ。遭難して死亡した人々の亡骸がエベレストにはそのまま放置されている(氷点下の世界だから腐乱することはない)。寒さと酸素不足のため、息しているだけで体力消耗という過酷な環境のため、下山中でさえ死亡者が出るほどだ。

エベレストの魔物・雪崩

さらにエベレストには恐ろしい危険が潜んでいる。それが、雪崩。準備万端、順調に進んで体力も良好状態が保たれていても、雪崩に合うとそこでアウトとなる。

ローツェ (Lhotse) 標高8,516m - ヒマラヤ山脈

マカルー (Makalu) 標高8,481m - ヒマラヤ山脈

ランタン・リルン (Langtang Lirung) 標高7,227m - ヒマラヤ山脈

滝が流れるようなテクスチャーをまとったフォルム

チャムラン (Mount Chamlan) 標高7,319m - ヒマラヤ山脈

ドルジェ・ラクパ (Dorje Lhakpa) 標高6,966m - ヒマラヤ山脈

アマ・ダブラム (Mount Ama Dablam) 標高6,812m - ヒマラヤ山脈

シシャパンマ (Shishapangma) 標高8,027m - ヒマラヤ山脈

8.ネパール東部付近, ネパールの高い山 ヒマラヤ山脈

カンチェンジュンガ (Kangchenjunga) 標高8,586m - ヒマラヤ山脈

カンチェンジュンガは元世界最高峰の山

人が寝ているように伸びる巨大な連峰。あまりにも巨大で、8000級の高さで峰が続いている。エベレストの測定がされるまでは、このカンチェンジュンガこそが世界の最高峰と考えられていた。

ジョンサンピーク (Jongsong Peak) 標高7,462m - ヒマラヤ山脈

チョ・オユー (Cho Oyu) 標高8,201m - ヒマラヤ山脈

9.シッキム・ブータンの高い山 ヒマラヤ山脈

トンシャンジャブ (Tongshanjiabu) 標高7,207m - ヒマラヤ山脈

クラ・カンリ (Kula Kangri) 標高7,538m - ヒマラヤ山脈

優美なライン

ジョモルハリ (Jomolhari) 標高7,326m - ヒマラヤ山脈

ガンカー・プンスム (Gangkhar Puensum) 標高7570m - ヒマラヤ山脈

10.アルナーチャル・プラデシュ, 東インドの高い山 ヒマラヤ山脈

ゴリチェン (Gorichen) peak 標高6,488m - ヒマラヤ山脈

ヒマラヤ山脈の豆知識

ヒマラヤ山脈は、インド、ネパール、パキスタン、中国、ブータンと5つの国を跨いでいる。その全長はなんと2,400km、つまり日本が入ってしまう長距離だ。そして、その長大な山系からはガンジス川、インダス川、黄河、長江という文明の源になった大河たちが流れ出ている。まさにその地の人々にとっては神々の山のようなものなのだ。

ヒマラヤ山脈の別名

中国でもヒマラヤと呼ばれている。エベレスト英語の名前であり、ネパールではサガルマータと呼ばれたり、チベットではチョモランマと呼ばれている。
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