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ネパールのカースト制度・人種・苗字・階級・歴史をわかりやすく解説

ネパールでは苗字や人種で人の扱いを区別する制度が存在していました。一般的にカースト制度と呼ばれます。この記事では、ネパールのカースト制度の仕組み、歴史、現状まで徹底的に解説していきます。

シャルマというインドとネパールに存在するカースト(苗字) 苗字は同じでも血統は全然違った

インドやネパールでシャルマと言う苗字を頻繁に聞いたことがある人もいるだろう。実際、シャルマは多いのだが、なぜ二か国に?シャルマとはなんだろうか?と。

一説には、シャルマはシャーマンという言葉からきているとも、或いは、サンスクリット語の幸福という言葉からきているとも、或いは高みを表したり、教鞭を振るう者(学を修めた者)も意味するとも言われている。 田中と言えば日本人であることが分かるように、シャルマと言えば一先ずインドかネパール人であることが分かる。 インド系苗字は地域ごとに変化しているが、シャルマはインドでもネパールでもその全域で散見される。

シャルマと言う姓はインドでもネパールでも、2か国ともに存在しているインド系の苗字だが、しかし苗字が同じだからといって血統が同じというわけではない。(※ネワール系にも一部でシャルマ姓が見られる。) また、父親のシャルマ姓を受け継いでいるだけで、実際には他の部族と混血している場合もある。さらに、ビハール州ではダリットのシャルマ姓もみられる。
バウンが混血した場合のルールについてはこちらの記事をどうぞ:

特にネパールでは単にインドに勉学の旅に出ただけでブラーマン(至高なる真理)を悟る業を行ったとしてシャルマと勝手に名乗るケースも多かったようだ。そうしてブラーミンを名乗るようになったケースもあるという。(ブラーミン:Brahminについて詳しくはwikiを参照すると早いと思う)。 ネパール人がインドを真似したときに着けた苗字であるケースが多いのだ。
実際にインドから入ってきてそのまま苗字を保った人々もいるが、ほとんどはネパール人が自ら好んでつけた苗字であるケースのほうが多い。 ネパールではシャルマとは田中や山田のように、個々の部族がアイデンティティを誇るために保ってきた苗字とは少し違う。肩書として書きたかった系の苗字である。