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ネパールはどんな国?

インドとネパールで見た共通点シバリック・ヒルズ・レンジ

ヒマラヤ山脈に並行してカシミールからアッサムまで延びる標高1000mから2000mの山の連なりは、ヒマラヤ山脈の一部であり、外周であり、シバリック・ヒルズ(シバ神の丘)と呼ばれている。森と水に恵まれたその環境は、空から見ると緑のベルトのようである。その距離は長大で、パキスタン(カシミールで領土問題あり)、インド、ネパール、ブータンと4つもの国を大横断している。日本の本州がすっぽり入るぐらい。
私がヒマチャルプラデスにいたころ、よくネパール語に似た表現を聞いた。時にはネパール語と同じもの、或いは、ネパール語の知識を多少持つ者もいたのだが、それは言語系統が同じであるために、頭を使えば互いに似せて話せるようだ。言語だけでなく、生活様式はもっと似ている。
例を出すと、上の写真は私がヒマチャルプラデスにて住んでいたブラーミンの家の中だが、これはネパールの家とそっくりである。手入れの仕方もまったく同じ。周辺のクシャトリヤの村々も踏破しつくしたが、ことごとくネパールを彷彿とさせる光景ばかりであった。というか、インドでネパールを発見したのではなく、その逆で、ネパールのアーリア系の人々の原点、本家がそこにあった。共通した文化が今も根底にある。そもそも人々の見た目がそっくりなのだ。ネパールの純粋なカース系はヒマチャルプラデスやウッタラカンダの人々と瓜二つ。そんな彼らがネパール語に似たイントネーションで話すとき、ふと、自分がネパールにいるような錯覚を感じることもあった。
インドでは平地とシバリック・ヒルズでは文化が異なる。インド人はインドというとき、通常平野のあり様をイメージしていて、ヒマラヤ沿いの地域に関してはヒマチャルと呼んで違う文化圏として認識している。 ネパールでもシバリック・ヒルズ・レンジ(国土のほとんどがそれ)に住む人々はもともとパハリア(語源パハリは丘という意味)と呼んでいた、そして平地のタイラに住む人々を今でもマデシ(語源マデスは平野という意味)と呼び明確に区別している。 国は違うが、ネパールのタライはインドの平野と、パハリヤはヒマチャリと非常に似ている。 似ているばかりか、シバリック・ヒルズ上のヒマチャル(印)もパハリ(尼)も言語が同系統で北部インド・アーリア語と呼ばれている。
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