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ネパールはどんな国?

ネパールの王族カースト タクリ

2017年のミス・ネパールはニティ・シャア(Niti Shah)。優雅で洗練された非常に美しい姿だ。日本のトップモデルでは整形しても太刀打ちできない。ネパールにはアーリア系とアジア(モンゴロイド)系の2つの人種がいるが、アジア系美人の最高峰はネパールではないだろうか。*しかも整形でない。

タクリ(Thakuri)は人種や特定の民族グループを指し示すものでは無い。タクリとは王になった者の血筋の該当者である。ネパールはもともと地域ごとに王がいた。そのネパール全土の王達の末裔全てがタクリだ。2000年代初頭まであったビレンドラの家系やそのシャハ王朝のみに限定しない。 タクリは通常、モンゴロイド80%~70%アーリア20%~30%を混ぜたような顔つきで、モンゴロイドの特徴がかなり見られる。もちろんその逆の比率や、完全にアーリア然とした顔も少ないがいることはいる。
タクリにはマガールの血が入っているとも言われる。

タクリはカースト制度ではチェトリに含まれるが、チェトリの記事で書いたように、チェトリがヒンズー教カースト制度を実行する忠実な兵隊であるのに対し、タクリは本質的にはヒンズーのカースト制度を採用した側になる。
タクリには独自の言葉遣いがある。京言葉のようなものか。彼らはタクリとしての意識が非常に強いが、それは自己と他者を比べて階級意識を養ったものではなく、歴史的な経緯からくる誇りに基づいている。

そのためか、婚姻においても同じチェトリであるはずのタクリとチェトリだが、婚姻することは少なくこれまで同化してこなかった。チェトリとして括られているタクリとチェトリが、実際は相互に異なるグループと認識している事実は、インターカースト(異階級との結婚)が起きた場合の名字の別れに明確に表れている。
すなわちバウンとタクリが婚姻したのがハマルであるのに対し、バウンとチェトリが婚姻したのはカトリである。

タクリの苗字は以下が代表的だ。
シャハ(シャア) シン サヒー ラナ

シンはネパール西部に多い。

シャハ(シャア)は王を意味するペルシャの言葉である。しかしネパールのシャハ(シャア)はそこから直系でくるものではなく、別種がこれを名乗り始めたところに起因する。そのころインドではイスラムが隆盛し、大君はシャハ(シャア)と呼ばれていた。その影響を受けた。王室文化が隣国からインスピレーションを受けるのは古今東西共通。よって名前は真似たがネパールのタクリはムスリムではない。

(ラナはマガールにも存在する苗字である。マガールに王国体制に因んだ苗字が多いのは、ネパールではマガールが強力であった時代があるため。)
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