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ネパールはどんな国?

ネワール族|ネパールのカースト

この記事はネパールのネワリ(ネワール人或いはネワール族と呼ばれる人々)についての内容です。
私の知る限り、ネワール人の家は全て物がそこかしこに雑然と置かれている。家のみならず、街もゴチャゴチャした町並み。一つ一つは非常に細かく作り込まれているのだが。建物の配置だけではない。ネワール人の街は特にポイ捨てゴミが多い気がする。

ネワール族とは?

カトマンズ盆地の先住民族

ネワール族とはネパールのカトマンズ盆地とその近くの、独自の言語を持つ先住民族のことで、最もインドアーリア系とアジアモンゴル系がまんべんなく混血した唯一の民族だと言われている。一般的にはネワリ(ネワール人を意味する)と呼ばれている。ネパールでは最も個性の強い民族だ。

美男美女が多いカースト

私はインド系の顔が好きなのでバウンがネパールで最も美人が多いカーストと思うのだが、ネパールでは一般的にネワールがイケメンや美女が多いと言われている。私の体験では、たしかにネワールのタムラカール(銅細工職人カースト)の人々はモンゴロイド系がけっこう強いが、なぜか美人ばかりであったと思う。前述の通り、ネワールはインド系とモンゴロイド系の混血カースト。よって色々な顔がいるため、一概にどんな顔とは言えないのだが、全体的に言えることとしては、やはりハーフのような顔であるということ。ハーフというのは半分半分、つまり平均と言うこともできる。平均というのは最も万人受けする状態と考えてみると、パーセンテージで言うと、ネワールが好みのタイプが多いカーストになるのは必然なのかもしれない。
国籍不明な容姿である場合、ネワール人であることも。 ネワールには色んな顔がある。東南アジアのような顔、東南アジアとアーリアのミックスのような顔、北方モンゴロイドそっくりな人も、また北方モンゴロイドにヨーロッパ人を混ぜたような人もいるし、ヒスパニック系やアフリカ系のような顔も少なくない。

カトマンズのビジネスを掌握

前述の通り、ネワール人はカトマンズの先住民である。これによりカトマンズ圏のビジネスはネワール人がアドバンテージを持ち仕切っている。カトマンズの卸売、小売り、それを運ぶ物流、カトマンズからバクタプール、バネパ、ドゥリケルへと続く衛生都市ラインは全てネワールが取り仕切るネワール人の街だ。カトマンズの商人のネワール人率は10中8割以上と言っても過言ではない。

ネワール族の特徴 文化・生活・風俗

ネワール族独自のカースト制度

ネワール族の最大の特徴がこれだ。ネワールはネパール全体のカースト制度に属しているが、ネワール族内部にはさらに、ネワールの部族内でのみ通用する独自のカースト制があるのだ。ネパールのカースト制度では中間階級のネワールだが、そのカースト制度とは別に、ネワール社会だけで通じるネワール人自身を対象とした独自の階級制度。ネパールのなかにもう一つネパールがあるような感じだ。
ネワールの階級制度はヒンズーのカースト制度のコピーで、バウンからダリットまで全てあるが、全てネワール人で構成されている。あくまでネワール社会内の秩序だ。ヒンズーの儀式もネワール人はネワールのカースト制度で定めたネワール人の司祭を呼んで執り行う。ネパールのカーストが差別撤廃に積極的なのに対し、ネワール内の階級意識はいまもって非常に色濃い。同じネワール内で差別的な言動は、ネワール人の多い地区の水場などに行くと聞かれる。

ネワールの民族衣装

ネパールでは鼻にピアスを開けるが、ネワールだけは鼻にピアスをつけない。これはネワール人女性を識別する最も簡単なポイントだ。
民族衣装も他の諸民族とやや異なり、黒の上下に赤と白のショールを巻くのが伝統だ。

ネワール語 独自言語

ネワールの言語の響きはネパール語とはかけ離れている。最も特徴的なのが中国語のように『チャ』『チ』『チュ』『チェ』『チョ』音が多いことだ。そしてネワール語は都市ごとで異なり、パタンとカトマンズの近距離でさえ単語レベルで違うのだ。

住み方の特徴 旧市街はほとんどネワールの町

カトマンズと周辺の都市の住人はネワール人である。王朝が変わっても、この地の最大人口を持つ住人はネワール人であった。カトマンズとその周辺の町は、その他のネパールの都市に比べて特徴的だ。人口過密、住居が密集しているのだ。ネワール民族は建物をつなぎ合わせて密集して暮らす特徴がある。
カトマンズ旧市街を見ての通りだ。農村でもこの習慣は同じなため、ネワールの集落はすぐに分かる。

ネワール料理 食べ物

ネワール人は牛以外何でも食べる。豚、酒、水牛、ヤギ、鶏、全て食べる。酒は自宅でチャンと蒸留酒ロクシーを作り、また、料理も酒のツマミに適した小皿料理が多種多様にある。チャタモリ、ヨマリ、などは日本人観光客がなぜか興味をひかれているようだ。ネワリ達はチュウラ(米を乾燥させたスナック)を非常に好む。
実際はネパール諸民族の料理は実にメニューに乏しいため、ネワールの料理が相対的に豊富にみえてしまうだけ。味は大して美味くない。
とにかくネパール諸民族のなかでは最も料理メニューの多い。(タカリ民族料理のように美味で有名なわけではない)

暮らし ネワール人の文化風俗・生活

独自の祭典カレンダー

ヒンズーのこよみは無視した独自のジャトラと呼ばれる祭を独自の祝日に行い、祝い方も特殊で、そのときに使われる楽器は中国のものと良く似ている。「チャン・チャン・チャン」と音を出す楽器だ。クマリを崇拝する有名な祭インドラ・ジャトラもネワール独自の祭の一つだ。
ネワリのジャトラはインドラ・ジャトラだけではない。

独自の建築様式


中国の獅子?

知人のネパール人から聞いた話ではマラ王朝時代の王宮は、ヒマラヤを超えチベット国境を通ってきた中国人の援助で作られたとの記述があるらしい。(私は未確認)
当時、建立された建物を見たマラ王朝の人々はその中華世界のテイストが加わった建築美に大変感激したとのこと。


であるならば、ネワールの住宅や木彫りの柱や窓枠に見られるデザインはそれらの影響を受けていると考えられる。ネワールの町の古い建物は全て装飾をふんだんに施した木枠とレンガ造りの多層構造だ。
ネワールの結婚は他のネパール諸民族同様に親が決めるアレンジメント結婚が通常だが、同民族内では恋愛婚の普及が他の諸民族より多い感じだ。

ネワール族の名字リスト ネパールのカースト制

ネワール人は独自のカーストを持っている。ヒンズーのカースト制をそのままコピーしているため、階級の名前は同じである。しかしそれらはあくまでネワール社会内でのみ使われるもので、ネワール以外とは互換性がない。

ネワールの苗字

サルマ(シャルマ), バニア, ダンゴル, プラジャパティ, タンドゥカール, ランジットゥカール, チトゥラカール, ナカルミ, ドゥラダル, サキヤ, ジョシ(ブラーミンのジャイシとは異なる。), ナカルミ, ラダン, スレスタ, マハルジャン, タムラカル, マナンダル, ポデ, シカルミ, マッラ, ラジバンダリ, ナピット, マラカール, カヤスタ, ダンゴル, シング(タクリのシングとは異なる), クマル, バラミ, ナガルコティ, クスレ, カパリ, カドギ, サヒ(タクリのサヒとは異なる), チャメ, カルマチャリャ, グルワチャリャ, バッタ
その他多数

バウンと被った苗字

サルマ(シャルマ), バッタ

タクリ・チェトリとかぶっている名字

マッラ, サヒ

ネワールに多い苗字一覧 ネパールのカースト

ネワール社会ではスレスタ姓とマハルジャン姓の人口が突出して多い。カトマンズのビジネスマンなどはスレスタだらけである。この名前の人と遭遇する率は極めて高い。他にはサキャ姓はネワリ仏教の名門だ。ネワール人のカースト制度も苗字による階級付けのシステムだ。(あくまでネワリカースト内だけの階級)
ネワールの人口はネパール全体では少ないのだが、そのほとんどかカトマンズ周辺に集中しているため、タメル、パタン、バクタプールなど、観光でカトマンズに滞在中はネワール人ばかりと遭遇するだろうし、建物もネワール建築ばかり目にすることになる。
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