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ネパールはどんな国?

ネパールの総選挙 焦点は親中国左派かインド派かもしくは・・・

親中国左派かインド派か、なんて言われてるが、大半はそんなこと考えてないんじゃないかな。
二週間ぐらい前か、私が村にいたころ、ネパール総選挙があっていた。

地区の宣伝活動は凄い気合の入りようだった。野外ステージを設置し、椅子を並べ、楽隊を配置し、演説を行う。住民達は田舎でこれほどのパレードは滅多にないので、凄く盛り上がる。

親中国とかインドとの摩擦とか、言われているが、投票者達はそれどころではない。 ある党に投票すれば、勝利したさい幾らの金がもらえるなど、ご近所同士の間では当たり前に話し合われていたのが実態だ。
外交の舵取りより、いくら自分に金が入るかというのは収入の無い農村では大きな関心ごとだ。田舎のほうでは、選挙前だけは各党が食事を無料で炊き出して配ったりもする。
マオイスト、コングレス、コミュニスト
私がいた村には、当時マオイストに殺害された人を記憶する石碑が立っていたが、それでもマオイストを支持する人々は多い。
どの党なら良いと言う話ではない。まともな情報もないのだ。周りや政治家の選挙前の宣伝に飛びつき簡単に左右される。そうして選挙が終わるや否や、再び日常が始まり、そのことに悪態をついて過ごすだけだ。例えば停電が続いたネパールで、実は電力は足りていて、省庁が汚職して電力を横流ししていた事件があった。しかしほとんどの人間はただ、電力が横流しされていた、「ネパールはそんなだよ」で済ましてしまう。
ネパールの決まり文句、「ケガルネ(どうしようもないさ)」である。


ネパールは選挙投票には投票カードがいる。
そして投票日が近づくと、投票の仕方を教えるために、指導員が家々を訪ねて周る。
投票カードは地域のヘッドオフィスで前もって作っておかねばならない。農村部(ネパールのほぼ全土)では、まずこれを面倒がる人が多い。ネパールの交通事情は大変なのだ。
そして、日本と同じく、「どうせどの党も同じでしょう」と関心を失くしている人々もいる。(『組織は腐敗する』を地でゆく国民体質は政治の腐敗を許容する。)
さらに、投票カードを持っていても、移動に時間がかかりすぎて投票に行かない人々がいる。

選挙どころか政治どころか、テレビもラジオもない人々が大勢いる世界だからね。
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