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ネパールはどんな国?

急増の在日ネパール人留学生 男性も女性も出稼ぎな実態


日本に急増したネパール人、町によってはあちこちで働く姿を見ることだろう。コリアンタウンとして知られてきた新大久保は今ではネパール人が多い町としても知られるようになっているようだ。日本人との結婚も増えている。彼らの大半は留学生だ。
留学斡旋業者だらけのネパール。なかには多額の金だけ騙し取って逃げる偽の業者もあり、被害に合った人の話も少なくない。
そもそもこの裕福でない国で、留学熱がここまで高いのはなぜか。その実態を見てみよう。 こちらの記事もあわせてどうぞ:

海外留学熱が高まるネパール現地の様子

ネパール、山村も農村もカトマンズでも、若者は口を揃えて外国に行くと言う。(当然、外国なんか行かないという人もいますが。) 行くと言う人々は仕事のためだと言う。ネパールの山村で昔ながらの農業をして生きる人々は沢山いるのだが、その話は違う記事でしたい。)要は海外に行きたいのだ。当たり前だ、若者だ。我々がそうであるように、ネパール人も外国の世界を見たい、しかも稼いで祖国に送金すれば、帰国後早々とリタイアし悠々自適に暮らせる。申し分のない一石二鳥ぶりだ。

ネパールの主要都市は語学教室だらけだ。教室とうより、上手いこと海外に送り出す業者。通りに面した建物の二部屋三部屋ぐらいを借りて、外国語を教えている。

その数はもはや飽和状態。

外国語を学ぶ熱心さは良い。しかし、ある程度も喋れない生徒達が、外国で3つぐらい仕事を掛け持ちする気満々で学生ビザ攻略に励んでいるのが現実だ。

ネパール人達は遠い異国日本の情報を在日ネパール人から聞き、色んなことを想像する。政治の停滞、インフラも不充分で産業も興らないネパールから、外国に希望の光を見出している。彼らは日本がどれだけ過酷な労働の国かも知っているし、もう随分前だが、田舎で会ったネパールのある人は、在日ネパール人が大阪で日本人の若者に殺害された事件も知っていた。それほど彼らは外国に対して興味を持っている。

日本で働くことが大前提のネパール人たち

渡航前の語学能力に関しては留学はそんなもの、現地で話せるようになればよいと言いたいが、日本も彼らが目指す国に含まれ、学生として学びに行くのではなく、週28時間以上働くことを目標にされている。

彼らはもともとハードワーキングな民族性である。そんな彼らは外国に来ると不当な賃金でも構わずとにかく働く。そうなると、先進国とは言い難い日本の労働環境の改善と、労働者自身の意識改革は進まず、より一層低賃金で働く労働者確保のために外国人が必要という方向に流れることにもつながる。

帰国したネパール人で、「内緒で働かせてくれてた」と言う話はけっこう聞いた。賃金が安いから違反してでも二つ三つと働く人が後を絶たない。健気に頑張る美談にも聞こえるが、そもそも貧困を理由に法を破っていいはずない。まして彼らにとって外国である日本において。
語学を学ぶためであるはずが、出稼ぎのために学生ビザで日本に行く→低賃金でも稼ぐために制限時間を超えて働く このパターンが多いようだ。

ネパールに住んでいれば、留学を目指す人々が、パートタイムで働いて稼いだ金を送金することにフォーカスしていることぐらい誰でも知っている。それぐらい公然と語られる手法である。
外国人語学留学生の勤務時間上限:28時間、これは彼らが持つ在留カードの裏面に書かれてある。
学生として滞在する資格を得ている留学生達は、学業以外の活動を28時時間認められている。つまり資格外活動とは収入を得る労働時間。

28時間というと、単純計算しても一日4時間労働。かなり中途半端な時間だ。
しかし28時間は働いていいからと言って、全員が全員最初からそれを目的に日本に来ているというのは何かおかしな話ではないか?学業するための学生ビザでしょ?
それを利用する生徒と雇い主がいるわけだが、低賃金で働かせるのは日本に対して良い印象も残らない。

私はネパール人の来日と労働を嫌っているのではない。むしろ私はネパール大好き人間だ。
私が言いたいのは、ならばいっそまっとうな賃金で雇える体制を作ったほうが良いのではないかということだ。人手不足だから留学生に安く働いてもらうのではなく、外国人労働者をまっとうな賃金で雇い入れる新たなシステム。仕事をしたいネパール人留学生の足元をみるのではなく、仕事をする機会を最初から与えてあげるのである。
私がネパール人の不法就労はダメだなと思い始めたのは最近。

実はネパールには日本人よりお金持ちな人々もたくさんいる。ネパール人のほうがよほど豊かな生活をしている。彼らは単純に日本に旅行に行きたいのだが、ビザが出ないのだ。
私の知り合いはかなりのお金持ちで日本旅行を楽しみにしていたが、ビザが下りなかったという。
それなのに、「銀行から借金して残高証明だけ作った語学留学生にはビザが出るのはどういったことか」と、その知り合いは苛立ちを隠さなかった。ネパール人留学生を中地半端に入れて、不法就労に駆り立てる、そのしわ寄せがまっとうなネパール人にも来ているのではないだろうか。

実際日本にこれだけネパール人が留学していながら、彼らがプライベートな時間を街で過ごしているのを見ることはほとんどない。ネパール人は大人しい、出歩いて遊ばない、ということより、最大関心事は仕事であり、一日のスケジュールが寝る間も惜しんで仕事することに全て集中しているためだ。学校と職場と次の職場への移動で後は家で寝るだけ。つまり制限時間の上限を超えた不法就労が常態化しているのだ。

彼らに悲壮感や躊躇いはない。当然で、祖国に送金される金で祖国には家が立ってゆく。アルバイトを2つもしていればそれは既に理想的なコンディションなのだ。また、ネパール人の仲間と同じ職場でせっせと働いていれば孤独もない。自転車で列をなして仕事に行く彼らの姿は傍から見ても楽しそうである。他のことは何も気にしていない。彼らの世界で駆けている。
大規模化し続けるカトマンズの都市圏

祖国ネパールに生活を用意するためこそ―親日とは違う。

そんな出稼ぎ留学生の若者達は、留学中のある期間にある程度の期間一時帰国する。結婚するためである。ネパールの結婚はアレンジ制で、結婚に使う金があるほど、好ましい家と結婚が成立する。そうして外国で稼ぎ、本国で結婚をすますと、再び彼らはで稼ぎに戻ってきて、さらなる貯蓄へと邁進してゆくのだ。 それが今やネパールでパターン化されたコースであり、最もポピュラーで定着した安定コースとなっている。
当たり前だ。目的もないのに海外に留学するよりよほど良いし、人生をより良くすることを望むのは当たり前のこと。どの国の人間もそうやって生きている。ネパール人たちは日本をその手段にしているだけなのだ。日本に来る目的は金銭のため。それは以上でも以下でもない。実際に日本に留学して帰国したネパール人達は、日本に対して便利とは言ってもあまり良い印象を持っていない。何人もの日本を経験したネパール人の率直な気持ちを聞いてきたが、日本は便利とか、発展が素晴らしいとか、キレイとかは言うが、日本が好きだったとかいう人はあまりいない。もちろんいるが圧倒的に少ない。親日な気分で行って、幻滅し嫌いになったというケースもあるようだが、ほとんどのネパール人留学生は、最初からお金のためや、仕事のため、何かチャンスをつかむために日本に行くのであって、日本が好きで行っているのではない。彼ら彼女たちがひたすら仕事に打ち込むも同然の毎日を耐えて過ごせるのは、そうすることで祖国に良い人生を用意していけるからである。
日本語の上達したネパール人もいるが、仕事に明け暮れ、留学生なのに何年いても片言以下しか喋らない人々がいるのも現実だ。
外国人の若者、語学留学に名を借りた本格的な出稼ぎ留学生を学生ビザで黙認し、経済的に助ける日本の入国管理局は実に懐深い。
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