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ネパールはどんな国?

短い観光旅行でもネパールの多様な人種や異文化の生活、美人やイケメンを目撃して、観光のみならず、その生活・生態系自体に興味が湧く人も多いはず。各民族、文化を知りネパールについてもっと理解してゆこう。旅は更に分かりやすく面白くなるばずだ。

ネパールのプロフ

ネパールの国旗

ネパールの国旗は世界で唯一四角くない国旗として有名です。赤字はネパールの国花ラリーグラスを表すとか、ネパールの文化的に好まれている赤を用いたなどの説があります。青は平静・平和を意味しています。そうしてそのなかに月と太陽の模様です。

ネパールは世界地図のどこにある国?

誰もが一度は見たことがあるだろうこの独特な旗の国はヒマラヤ山脈にあります。チベットとインドに挟まれています。海がなく、けっこう内陸の国です。緯度は奄美諸島と同じぐらいです。

ネパールの人種と民族

ネパールには大きく分けてアーリア系とモンゴロイド系の2つの人種がいます。それぞれの人種になかに、さらに幾つもの民族がいます。ネパール人は自国民をモンゴロイド系のである東アジア系の顔立ちをモンゴリアン、東アジア系が薄くインド的な顔立ちをアーリアンと呼んでいます。

ネパールのインド・アーリア系


どこにでもいる典型的なネパールのアーリア人男性の顔

南アジア、中東、中央アジアにまで広がるこの人々は、ドイツがアーリアを提唱する以前、太古の昔から自らをアーリアと呼んできた人々です。ヒマラヤ山脈は西にいくほどアーリア人が多く東に行くほどモンゴロイドが多くなり、ネパールはちょうどその中間に位置しています。アーリアとモンゴロイドがだいたい半々の割合でいますが、この二つの人種はミックスしているわけではありません。彼らは決して交わることなく、この地域に並立してきました。カーストという身分制度、連綿と続く血統主義で混血が抑止され、人種が区別されて残っている状態です。ネパールのアーリアンには様々な顔がある。上の画像のような顔が一般的ですが、なかにはヒスパニックや南米のメスティーソやムラートと似ている者(古モンゴロイドとラテンの混血、黒人とラテンの混血)や、パプア・ニューギニア人やオーストラロイドに似ている者などバラエティに富みます。

ネパールのモンゴロイド系

ネパールには日本人に姿かたちが良く似た人々もいます。日本人と同じくモンゴロイド系に分類される人々です。代表的なのが高山地帯に住むシェルパの人々。日本ではトレッキングのときに登山ガイドをする人々として、ある程度知名度があるのではないでしょうか。シェルパの言葉はチベット語と少し似ているそうです。ネパールはその地理的にも中国や東南アジアと近く、自然モンゴロイド系の人々も長い長い時のなかでこのネパールの地域にも入ってきています。ネパール東部で有力だったライ族などは紀元前にはすでにそこにいたらしいですし、モンゴロイドグループもネパールのかなり古いルーツを持つ人々の一つだと言えるでしょう。彼らは同じネパール人であるアーリア系の人々とは食生活も言語も違い、より中華的に見えます。最近はモンゴロイド達は、モンゴロイドを軸としカーストを超えた結束、人種意識を形成させるような言動が若い層に見受けられています。

ネパールの宗教

ネパールの改宗禁止法

ネパールは長いことヒンドゥー教国としてやってきていましたが、それは2006年に廃止、信仰の自由が認められるようになっているのですが、なんと2015年には憲法で改宗を禁止し、2017年には『改宗禁止法』ができまてしまいました。これは、人に改宗をすすめることを規制する法です。2016年には実際、キリスト教の布教活動を行った数人が逮捕されました。(無罪となりましたが)

ネパールのヒンドゥー教徒の割合

8割を占めています。ヒンドゥー教はアーリア系の人々がもともと信仰していましたが、ネパールの国教になり、ヒンドゥー教に改修するよう弾圧することもあったそうです。現在は国教ではなくなり、あらゆる信仰の自由が認められています。カーストによる階級を持つヒンドゥーに差別されてきたダリットの人々など、キリスト教に流れる人々も出るようになりました。キリスト教の活発な布教活動がその流れを強めています。

ネパールの仏教徒(チベット仏教・ネワール仏教)の割合

1割はいると数字では出ていますが、これにはちょっとした事情があります。シェルパやチベット系などモンゴロイド系のなかでも特に東アジア色の強い人々が信仰しています。が、ネパール人のヒンドゥー教徒は仏教をヒンドゥの一部とみなしていて、ヒンドゥ教徒でありながら、仏教も信じるという人が多数います。ですから1割というのはwikiなどで出てくる数値ですが、実際はネパール人の仏教信仰にはっきりとした色分けのない曖昧なところがあります。 また、仏教は伝来したそれぞれの国々で独自のスタイルになっていっているのはネパールも同じで、ネパールの仏教の宗派はチベット仏教やネワール仏教など、日本の仏教とは多少異なるものです。

ネパールのキリスト教徒の割合

ネパールでは前述の通り、キリスト教徒が増えてきています。キリスト教徒増加の伸び率は世界屈指と言われています。カトマンズに住んでいるとそれが実感できます。かなりの数でキリスト教徒がいます。また、山奥にまで教会ができてきています。もともと信心深いネパール人は、ヒンドゥー教徒であっても教会のミサには出席してみるとか、聖書の朗読は聴きにいくなどやってる人がけこういます。ダリットのヒンドゥ離れもありますが、それだけでなく、いまやあらゆるカーストのキリスト教徒がいます。

ネパールのキラント教徒の割合

約0.4% ネパール東部に集中した宗教。というのも、ネパール東部に集中して住んでいるライ族とリンブー族、そして一部のグルング族(ネパール東部派)によって信仰されてきた土着の自然信仰です。長い時代の移り変わりのなかでヒンドゥや仏教の影響を受けながら今のキラント教になっていると言われています。現地ではキラットと読んだりもします。

ネパールのイスラム教徒の割合

約0.4% ネパールにはイスラム教徒も少しいます。パキスタンから来た人々がその大部分です。国が近いですからパキスタンからの移民も多いですし、ビジネスのために来ている人々もたくさんいます。カトマンズモールの裏あたりでは比較的よく目にします。局所的に集まっています。

ネパール人の信仰心

上述の通り、ネパール人は大変信心深い人々です。物事を占うのが好きですし、病気についても運の良し悪しで見ているところがあります。一見運に執着しているように見えますが、運を一つの定めと考えていますので、大変諦めの良いところがあります。自らの信仰する神の教義やパワー、或いはカルマ(因果応報)に対する畏怖が潜在意識にあります。

ネパールの人口と国土面積

人口は3000万人。大きさはバングラデシュと同じぐらい、スリランカの2倍、日本の約3分の1、人口密度は日本の約2分の1です。

ネパールの首都

ネパールの真ん中から少し東よりの、四方を山に囲まれた盆地にある都市カトマンズがネパールの首都です。カトマンズはその都市のある盆地が『カトマンズの渓谷』として世界遺産に登録されています。

ネパールの世界遺産

カトマンズ渓谷(カトマンズ盆地)

サガルマータ国立公園(エベレスト)

世界一高い山として有名なヒマラヤ山脈の最高峰エベレストは、地元民達からはサガルマータ(ネパール)、チョモランマ(チベット)と呼ばれています。なんと入山料だけで1人11000ドル(日本円で百万円以上)です。

チトワン国立公園

ネパール中部の南、タライ平原にあります。エレファントライド(像乗り)ができたり、自然公園内にはワニ、タイガー、サイなどがいます。

仏陀の生誕地ルンビニ

ブッダは現ネパールのルンビニで生まれたそうです。現在はルンビニのブッダ生誕の地に各国が寺院を建立し、ちょっとしたテーマパークのようになっています。

仏陀(仏教の釈迦)生誕の地

上述の世界遺産にあるように、現ネパールの領内には仏陀(ゴータマ・シダルタ・ブッダ)が産まれた地も含まれています。

ネパールの歴史

ヒマラヤ山中ネパールに無数の諸王国が存在していたなかで、それらを統一する王が生まれたのは1768年です。ネパールの真ん中にあたりに位置するゴルカ王国のプリトビ・ナラヤン・シャハがネパール王国を興したのでシャハ朝と言ったりします。この王国が2008年まで続いていました。

ネパールの気候

ネパールは地図を見ても分かるように大陸性の気候です。緯度は奄美諸島と同等ですから、日差しは強く、冬も日中はそれほど寒くはなりません。夜間はけっこう冷えますが、それでも氷点下になることはありませんし、日本の冬よりは暖かいです。ただし、ヒマラヤ山脈の高山地帯の気候は特別で違います。高度が上がるにつれて気温が下がっていきます。

ネパールの公用語 ネパール語

公用語はネパール語です。しかしネパールには123の言語があると言われています。後述するカースト制度でまとめられた多民族社会なので、部族ごとの言語があり、失われかけている言語もありますが、今も現役で使用されている言葉も多数あります。カトマンズでも割りと多いタマング族や、チベット系のラマの人々、シェルパの人々などは、それぞれが日常的に独自の言語で喋っています。ネパール語とはかなり異なります。

ネパールの文字

デヴァナガリ文字

デヴァナガリ文字が使用されています。線の下に文字がぶらさがっている特徴的な見た目です。

ネパールは美人が多い

ネパールはイケメンが多い

ネパールにあった驚きの習慣3つ

サティ ヒンドゥー教の葬式 火葬で道連れ

夫が死ぬと、未亡人は火葬のときに一緒に焼かれて死んでいたというもの。嫌がる女性が押し込まれることが度々あったということです。なんと、20世紀初頭になってやっと、ネパールではこの恐ろしい習慣を禁止する法ができたのです。

ダヘーズ ヒンドゥー教の結婚式 持参金制度

英語ではダウリーとも呼ばれている持参金制度。こういった制度はもともと世界各国にあったのですが、インドでは持参金制度において起こるあることが問題になっています。ヒンドゥーでは女性側が男性側に多額の持参金や要求された物品を用意する必要がありました。そのため、将来結婚でお金のかかる女児が生まれるのは嫌われ、中絶がたくさん起きています。そのため、ヒンドゥ教の国ネパールやインドでは妊娠しても赤子の性別を医師は教えてはならなくなりました。

ネパールのカースト制度

ネパールのカースト制度は1990年に廃止されました。人間を階級に分け、平等な人権を認めないというもので、後遺症が今も人々の意識の中に残ってなかなか消えません。今もって、ダリットからは物を受け取らない、家に入れないといったことが少なからずあります。都会を出ると、今もって居住環境は各カーストごとで住み分けがなされています。

ネパールのカースト

ネパールもカーストによって人々を階級化したカースト制度がありました。インド・アーリア系のヒンドゥー教部族によって持ち込まれました。アーリア系ではない人々、ヒンドゥー教徒ではない人々もカースト制度に入れ込まれてしまいました。
さあ、ここまで簡単に述べましたが、続いては、各要素を具体的に見ていきましょう

ネパールのカースト制度

ネパールにはカースト制のグループが3つあった

ネパールに存在した3つのカースト制度

ネパールのカースト制度 丘陵地帯

1つは、ネパールの特に丘陵地帯に住むインド・アーリア系の諸部族が支配するカースト秩序です。これがパルバテ・ヒンドゥーと呼ばれるネパールのメインストリームでした。

ネパールのカースト制度 タライ平原

次に、丘陵地帯を南下すると広がるタライ平原でマデシと呼ばれる人々で構成したカースト制度があります。ここはネパールではありますが、文化的によりインド的で、ネパールのメインストリームである丘陵地帯の人々とはやや違う路線できています。

ネワール族のカースト制度 ネワール族

最後が、ネパールのカースト制度において、中間階級に属しているネワール族が、自分達の社会内だけで使っているネワール族のカースト制度です。  

ネパールのムルキ・アイン

この3つのカースト制度を統合し、その統合したカースト制度を国民全体に適用したのが1854年に制定されたムルキ・アイン法典でした。ムルキ・アインはネパールの憲法みたいなもので、それまでのヒンドゥーの慣習を土台にして作られました。諸民族が並立する多民族社会のネパールにおいて、秩序は一つであり、それはインド・アーリアの慣習を土台にするものとする、ということだったのです。国の法律の色々な取り決めが書かれたなかに、新しく統合したカースト制度も含まれていました。

ネパールのカースト制度の構造

上記3種類のカースト制度はいずれも内部の構造は同じです。人々をヴァルナと呼ばれる階級分けるというものです。ヴァルナの上下は身分の上下です。そしてさらに、各ヴァルナ(階級)のなかにそれぞれにグループ化した序列がありました。そのため、ムルキ・アインで上記3つを統合するときも、それぞれの階級に基づいて行われました。

カースト制度のヴァルナ

ヴァルナ(階級)はその階級に属す人々の扱いを定めています。以下に4つのヴァルナと2つの無ヴァルナ。

ブラーミン (バフン) 第1ヴァルナ

バフンと呼ばれています。日本語でいうバラモンです。通常はブラーミンもしくはバウンと呼ばれます。ヒンドゥ教の司祭の階級です。

クシャトリヤ (チェトリ) 第2ヴァルナ

チェトリと呼ばれています。ヒンドゥ教の武門の階級です。

ヴァイシャ 第3ヴァルナ

商人や農家など、奴隷化されることなく暮らす階級です。

スードラ 第4ヴァルナ

奴隷化されることもある階級です。

ちなみに、ダリットと部外者は? 無ヴァルナ

ダリットとは、上記の階級に入っていない、不可触民と呼ばれたヒンドゥ教徒達、差別的に呼ばれていた人々の問題を見直すため、総合して呼ぶために出来た言葉です。また、ヒンドゥ教徒でもない、カースト体制にもともと縁もゆかりもなかった人達は部外者としてみなされます。観光客などです。部外者に対してはネパール土着の風俗でしょうか、「神のようにもてなして歓迎」されることが一般的です。

第1ヴァルナと第2ヴァルナはタガダリとして上位カーストという括りでみなされています。この上位カーストはジャナイと言う白い紐を素肌に袈裟がけにしています。
ヴァイシャは中間層、スードラが下層ということになっていました。ダリットに対しては、階級としてカウントすらしないという辛らつな差別を受けていました。現在は、ダリットは社会の色んなところで優遇策を受けており、人々もこの問題への意識・関心が若者を中心にかなり変わってきています。

ネパールの諸民族

ネパールはマルチカルチャー(多文化共生)です。125の民族がいることが確認されています。どういった民族がいるか、日常的によく聞くカースト名を幾つかのせておきます。各階級ごとに職業も決められていましたが、該当カーストが全員その仕事をしているわけではなく、上位階層の人も、ダリットの人も、今は農業暮らしが一般的です。ネパールでは、誰がどのカーストか、そのカーストがどういった習慣を持つか、皆さん非常に良く知っています。これには理由があり、多民族社会のネパールでは部族ごとでまったく異なる文化・風俗・掟があるため、相手の部族を知ることはその人を知り尊重する上で一つの重要な意味があるのです。

インド・アーリア系の顔立ちの人々

バウン/バフン(ブラーミン)

司祭階級。最も保守的なインド・アーリアの血統。婆羅門(バラモン)と書かれることも。

チェトリ

武人階級でタクリと同じ階級。インド・アーリア系の顔立ちも多いが、モンゴロイド系の顔立ちも多いため、一概にインドアーリアとは言えなくなってきている。

サンヤシ

原点は太古から修験道に生きていた人々。現代の放浪者サドゥーとは違う

クマル

土器職人

ガイネ

吟遊詩人

ダマイ

織物仕立て・楽隊

サルキ

革靴・靴

カーミ

製鉄

テリ

精油

バディ

ヤダブ

原点はタライ平原の農民

マルワリ

インド系の商人グループでカトマンズでビジネスをしている

ムサルマン

ネパールではイスラム教徒はムサルマンと呼ばれる。実際にはイスラム教徒にはネパール人系、パキスタン系、インド系など、諸民族がいる。

ミックスした顔立ちの人々

タルー

原点はタライ平原の農民

マージィ

水辺に住む漁師

ディマル

農業人夫

タクリ

王族カースト。階級はチェトリと同じ武人階級

ネワール

カトマンズ盆地周布に多く分布

モンゴロイド系の顔立ちの人々

モンゴロイド系の民族は、部族の名前を苗字として名乗る者も多い。

マガール

ネパール建国に深く関わりを持つ

グルング(グルン)

キラント教徒や仏教徒が多い

タマング

仏教徒が一般的

ライ

原点はネパール極東の住人でキラント教徒

リンブー

ライと近親の部族。キラント教徒

スヌワル

キラット教徒が一般的

タカリ

タクリではないタカリ。原点はムスタンの住人

シェルパ

原点はヒマラヤ山脈の高地の住人。トレッキングガイドとして知名度が高い。チベット仏教信仰

ブジェル

ラマ

タマングと似ているが、チベットから亡命或いは移り住んできたチベット仏教徒達 着ている服でもカーストは分かる

ネパールの観光地図

茶色のエリアは高山地帯でヒマール(himal)と呼ばれています。黄色が丘陵地帯でパハードゥ(pahad)と呼ばれています。緑色が平原地帯でタライ(terai)と呼ばれています。

ネパールの陸路移動ルート地図

  • 中国へ抜けるケルン ルート
  • 中国へ抜けるコダリ・タトパニ ルート
  • インドへ抜けるマヘンドラナガール ルート
  • インドへ抜けるスノオリ ルート
  • インドへ抜けるダージリン ルート

ネパール・中国のルート

ネパール・インドのルート

ネパールの主要な観光エリア

  • カトマンズ盆地
  • ポカラ
  • チトワン
  • ルンビニ
  • ジャナクプル
  • イーラム
  • バルディア
  • エベレスト

ネパール観光ルート

ネパール旅行でオススメのポイント

ネパールは険しい山々に囲まれた道路事情でどうしても交通の便が悪く、あちこち見ていると大変な長旅になります。そこで最小限の動きで良いとこを見て回るポイントを抑えると以下のようになります。
  • ネパールには丘陵地帯と平原地帯とがあり、風景や文化が多少異なる。
  • ネパールには都市は少なく、一般的にはほとんどの人が農村で生活している。
  • ネパール人は、『ポカラを見ずしてネパールを見たことにはならない』という。
ということで、"手っ取り早く"見るならば、丘陵地帯の都会カトマンズ、平原の農村地帯であるチトワン、ネパール人が勧めるポカラを見るのがベストと思います。

カトマンズ

カトマンズはネパールの首都で、一般的に、首都にはその国の文化すべてがあると言うように、ネパールでも首都は見ておくと良いでしょう。

チトワン

チトワンはナラヤンガット、バラトプルという二つの都市がほどよく栄えながら、緑豊かな田園風景が広がっています。

ポカラ

ポカラはネパールで一番の観光都市で、国内外から大勢のツーリストが集まっていて、ちょっとしたリゾート要素もありますし、マチャプチュレ・アンナプルナ・ダウラギリの三山を町から望めます。

ネパールの生活

これが今の、現在の、"ネパールの農村の一般的な暮らし"です。都市部は変化が早く、最近はなんでも手に入りますが、ネパールはその全土ほとんどが農村です。

ネパール人の給料 年収や月収

ネパール人の賃金は1ヶ月6000ルピー~20000ルピーぐらいが平均的です。それ以上貰っている人もいますが、稀です。ただし、個人事業主の場合は稼いでる人達は平均の数倍以上は稼いでいますし、外国でもお金持ちといえるほど稼ぐ人達もいます。

ネパールの物価 生活費

ネパールの物価は大変安いです。基本的にインドと中国から物が流れてきますので、少し上乗せした価格ですが、それでも充分なほど安く済みます。ただし、現地人の給料から換算すると、それほど安くないと思います。以下に事細かにネパールの生活品の物価や月収・年収・生活費をまとめていますので、ご覧になってください。

ネパールの家賃

ネパールの家賃は一部屋で月2000ルピーから3500ルピーが相場です。フラットなどは8000ルピーから、外国人が満足するフラットになると20000ルピーはします。

インターネットの登場は最近

2013年ぐらいまでスマホは誰も持っていなかった。インターネットを知らない人々がほとんど。
そんな折、スマホが突然普及し始める。2017年、いまや都市部ではスマホが当たり前になり、農村にもチラホラと見られ始めている。
通話もインターネットパケットもプリペイド式
外国の情報に刺激を受けた若者の意識変化が大きい

交通・乗り物

動画は2018年のもの。都市部を省くとほとんどの道が動画のような状態である。都市部ではバイクが普及している。自動車も増加している。10年前は全員自転車だった国だ。道路舗装はメチャクチャで、アスファルトの剥がれた道がほとんどである。バスの通る街道でも舗装されていない道がたくさんある。

ネパール経済


インフレーションと思われる。収入は増加せず、物価が年々上昇中。土地価格も上がり続けている。雇用を守る組織的な会社はほとんどない。給料の未払いも多い。家賃も上がってきている。物資は隣国中国とインドから供給され、天然資源はインド、衣類生活雑貨は中国からのものがほとんどで、独自の産業はあまりない。そのため外国への出稼ぎが一般化し、働き盛りの世代は主にアラブ諸国、香港、EU、マレーシア、日本、韓国、アメリカに渡航している。アラブ諸国へは労働ビザ、日本、アメリカ、EUなどへは学生ビザで入国し、バイトを掛け持ちすることで祖国に送金する手法がとられている。

ネパールの物価

物価は前述の通りインフレーションにあっては上がってきているが、それでもまだ安いものはとことん安い。値上がりしているものも多い。出稼ぎしている人々にとっては安いと言えるだろう。

ネパール人の交際・恋愛観

急速に二極化している。ネパール人は結婚するまで肉体関係を持たない人もいまだに多い。しかしリベラル化し早い年齢で性行為をする若者も増えている。二股交際なども少ないがある。一つにインターネット、スマホの普及の影響がある。一部援助交際もあるというが、これらは極めて限定的で少数。交際の自由があるなら、婚前交際はしない生き方を選ぶ人もまだ大勢いる。

ネパール人の婚姻・結婚観


20年ぐらい前まで、ネパールでは少女が出産するのは当たり前であった。今も16歳ぐらいで出産する少女が一定の数いる。
ネパールでは現在カースト制度は廃止されているが、身分の上下というより、依然として各部族それぞれの独自グループ意識を根強く持っている。よって21世紀の今も婚姻は、部族の慣習に沿った旧態依然としたアレンジで行われることも多々ある。タライにはダイジョ・システムと呼ばれるアレンジメント結婚の伝統も残っている。一方でアレンジ婚ではなく、恋愛結婚と呼ばれるケースも増加してきてはいる。

これにより、各民族の混ざり合いが低く抑えられ、今も部族ごとの顔の違いがハッキリとしていて興味深い。

衣食住

衣 ネパール人の服装・民族衣装・ファッション

ネパールの特徴の一つに、国民の多くが民族服をきている点がある。ネパール人は男性は洋装だが、女性は全員クルタスルワルかサリーを着用している。都市部の若い女性のみ洋装。結婚年齢は低く、10代もざら、20歳までには結婚する。遅くとも23までには必ず結婚すると言った状態だ。
既婚女性を識別するためのアクセサリーなどもある。

食 ネパール人の食生活・主食

体裁上、肉と酒はあまり食されない。肉は食べてもヤギか鶏がほとんどだ。チェトリとバウン以外の部族は水牛、豚も時々食べる。酒は酒を中間層以下が飲む階層とされ、タガダリの人々は表だって飲むことを避け、カーテンの向こうで飲んだりしている。基本的にネパール人は酒好きである。最近は外国帰りの食生活の変化やカースト意識を気に留めない人が都市部に増え、隠さず飲むタガダリも増えている。「赤信号、皆で渡れば」というわけだ。きっかけさえあればいつでも飲むのが最近のネパール人だ。

住 ネパールの生活水準・暮らし

電気事情

ネパールでは停電が当たり前にある。3年ぐらい前までは、電気の通っていない村がネパール全土に沢山あった。今も、蓄電池とソーラーパネルで最低限の電気を補い暮らすのが普通のことだ。最低限使う電気とは、携帯電話の充電と、部屋の電球だ。冷蔵庫などはもとからない。

水道事情

各家庭のキッチンまで水がパイプを通ってくることはまず無い。自宅の井戸か、道端の井戸から水を汲み上げる共有式が盛んだ。

ガス事情

ガスはシリンダーを自分で買ってガス屋で注入し、家に持ち帰ってガスコンロにつなげて使用する。室内にむき出しの状態。貧富関係なくほぼ全てがその状態

公害事情

都市部の生活は公害汚染が深刻だ。

犯罪事情

凶悪犯罪はほとんどない。先進国で見られる変質的な犯罪も少ない。犯罪のほとんどがスリか泥棒だ。売春は違法。一部エリアにはマッサージと称して性的サービスをしている風俗店もあるが、極めて限定的だ。格差のある国でもネパールの犯罪の少なさは、ネパール社会は互いを信頼しあって生きているところにある。物の売り買いに良く見てとれる。彼等はどんなみすぼらしい相手にも、カウンター越しに商品を先渡しする。ネパールのいかなる町へ行こうとこれは変わらない。

ネパールの国民性

ネパールは田舎を見てこそ。
ネパール人は非常に強い人々です。ハードワーキングで地道に力をつけてゆき、どれほど過酷な環境でもしっかりと連帯してコミュニティを強化してゆく仲間意識の強い人々だ。 カースト制度の影響で、ネパール人は外国人の前ではどのカーストグループがナイスか競うようなところがある。ネパール人同士を見ても全体的に言えるのは、彼等は個性に干渉しない。言い争いも躊躇わないが、根に持つようなことはない。都会化された町の人々の生活圏より、ネパール全土に広がり、ネパール人のほとんどが生涯を送る田舎を見るに限る。修正の入っていないネパール・ルールが現存し、イメージはさらに深化するだろう。




非常に厳格な家族主義、家族絶対なところがあるのだが、非常に家族の団欒を大切にする、そして個性に干渉しない、暖かく気持ちを汲む根の優しい側面がある。(もちろん体裁主義過激派もわんさかいる)



七人、八人子供を作るのも二十年ぐらい前まで普通であったネパールだが、最近は子供を私立学校で教育することを過剰に意識する風潮が蔓延し、費用節約のために、一人か二人の子供を産むとストップするようになってしまっている。また、男性の海外出稼ぎや国内都市部への出稼ぎが原因で、ネパールのいたるところが女性ばかりになっている。

旅行では観光化された場所や都市部ばかり見るが、そういった場所は本来、そして今も続いているネパールの暮らしとはかなり異なる。
風俗店はネパールにもあるが、総数は少ない。売春は違法だ。夜遊びスポットはタメルとレイクサイドを除くと皆無に等しい。 風俗の裏事情については下記記事
これまでの大家族で溢れたネパール。
ネパール人達は遠慮がないと言うか、何事にも気兼ねがない。大家族育ちらしい性格がよく出ているわけだ。ネパール人達の愛嬌ととら得たほうが良い。
行儀というものに厳しくなく、外国人に対しては極度にシャイであるため、見方によっては乱雑とか、そっけなく映るかもしれない。
また、世代ごとでかなり急速に、言動に違いが生じている。

厳格な家族主義のネパールでは大家族において一種独特な、家族親戚一人一人に至るまで個々に識別する名称(呼称)を生んだ。その数は驚きだ。これはネパール固有の文化と言える。

ネパールの祭



ネパールと言えば、生き神を崇拝するクマリについて日本人も聞いたことがあるかもしれない。これはネパールにいる部族の一つネワールの信仰する行事だ。 ネパールには126の民族(部族)がいて、一年中、各民族が何かしら独自の祭りをやっている。(民族とは人種ではなく、独自の文化を保持する社会体)
そのため数えればきりがないのと、地域ごとに規模の差があるため、メジャーな大祭のみを挙げてゆく。(ヒンズー教以外の民族もまた個別の祭を行う)
ネパールは家族ぐるみで儀式を行ない、加護を祈祷するお祭りがとにかく多い。これは素晴らしい点だと思う。ネパールの家族文化、それを大事にする心は宗教が保証しているのだ。
ネパールは毎年独自の暦を発表しているため、西洋歴に当てはまる正確な日取りは無い。そのため西洋歴でだいたいの時期のみ表記


以下、ネパール全体で祝うメジャーな祭

losar 1-2月頃
Shivaratri 2-3月頃
Holi 3月頃
Navavarsha 4月頃
Buddha Jayanti 4-5月頃
ropain 6-7月頃
shrawan (saaun) 7-8月頃
janai pirnima 8月頃
gai jatra 8月頃
Krishna jammasthami 8-9月頃
teej 9月頃
vishwakarma puja 9月頃
dashain 9-10月頃
tihar 10月頃
chhath parva 10-11月頃
Christmas 12月頃
New Year 1月頃

番外編
美人編