注目の投稿

ネパールはどんな国?

ネパール: カランキから消えた風景 変わりゆくネパール

私は以前のカランキが好きだった。あのごみごみした喧騒。交差点付近は露天商がずらりと並び、巡らされた立体歩道橋の上にまで物売り達が風呂敷を広げて座っていた。遠出のシャトルバスが露天商の横をゆっくりゆっくり徐行し、大声で客を呼び込む。街道街らしい賑わいがあった。あれはカトマンズを出入りする時の旅景色だった。

カランキにかかっていた立体歩道橋
今はカランキ(Kalanki)交差点で中国による道路整備が行われている。Kalanki Road Construction China AIDと呼ばれている。以前あった歩行者橋は撤去され、路面を掘削する重機が配置されている。 交差点周辺も掘り返され露天商の風景は無くなった。露天商にしてみたら言わば失業。利便性追求で追いやられる人達、最後はどこへ行くんだろうか。
隅っこで最後までねばる露天商。ま、整備自体は良いことだ。現場には中国人作業員がいるちらほらいる。整備開始されて一年以上経っているが、ようやく目に見えて計画の概要が分かるようになった。が、カランキは以前から渋滞が慢性化していて、さらに工事のために道路半分を閉鎖したことで、交差点での待ち時間は時に40分を超えるようになった。 ネパールの交通機関はエアコンをかけないため、この季節の車内はギュウギュウ詰めの乗客で煮えたぎっている。近隣住民は毎日これに乗らなければならないことを考えると気の毒だ。
カランキの交差点は立体化する。リングロード(環状線)の整備として。つまり、真っ直ぐノンストップで通り越すようになる。あのどうしようもない滅茶苦茶な交差点、全ての方向から歩行者と車とバイクと動物が一度に交わり、要領よく互いの機転で抜けていく景色こそがカランキだったのだが。カランキから一つ旅情が消えた気がする。
以前は大型バスも練り歩くように客引きしていたのだが、現在は規制強化。すでにバス達は素通り。下動画は現在のカランキコンディション
番外編
美人編