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世界遺産スワヤンブナート寺院の概観・歴史・行き方を画像と共に紹介

この記事では、ネパールのカトマンズにあるユネスコ世界遺産「カトマンズ渓谷」の一部として共に登録されている仏教寺院スワヤンブナート(英:Swayambhunath)、通称"モンキー・テンプル"について、画像(写真)を交えて書いてゆきます。

ネパール仏教とスワヤンブナート寺院の歴史を軽くおさらい

カトマンズにあるネパール最古の仏教寺院スワヤンブナートの歴史

スワヤンブナートは世界遺産でカトマンズ最古の仏塔

スワヤンブナートとは、スワヤンブー(土地の名前)のナート(神)という意味です。ネパールでも最も古い仏教施設の一つです。山頂の仏塔は1500年ぐらい保存改修・再建が繰り返し続けられてきたそうです。山頂のストゥーパは最後に改修されたのは2008年、その前は1920年代です。2015年のネパール大地震によって被害を受けましたが、大破は免れました。

スワヤンブナート仏教寺院の仏塔には純金20Kgが使われている

現在の仏塔のてっぺんには20KGの純金が使われていると言います。山頂まで続く階段は17世紀に建造されたそうです。その他の施設群も民の寄進によって徐々に増えていきました。

スワヤンブナート寺院の別名はモンキーテンプル

モンキーテンプルという異名があります。のちほど画像でお見せしますが、山にたくさんのお猿さんがいるからです。

ネパール仏教の始まり

そもそも仏教がネパールにやってきたのは…、古代ネパールで存在が明らかになっている最古の王朝リッチャヴィ朝(紀元前5世紀ごろ~)の時代にインドから仏教がもたらされたと言われています。ただし、仏教の教祖である釈迦(ガウタマ・シッダールタ)自身は現在のネパール領の南部のタライ平原に町ルンビニあたりで生まれたとされています。太古の当時、国境線はいまのようなものではなかったでしょうから、いまや彼の国籍を問うのはナンセンスですね。 ともかく釈迦はインドで悟りを開き、インドで彼の宗教は隆盛し、それがネパールに5世紀ごろに入ってきました。釈迦は紀元前に生まれていたわけですから、相当な時間がかかって入ってきたことになります。
ネパールの仏塔にはブッダ・アイと呼ばれる仏陀の目(知性の象徴)が描かれているのが特徴的です。

ネパールの仏教徒とカースト制度

ネパールの仏教徒は通常、モンゴロイド系の人々です。彼ら仏教徒はヒンズー教徒とは対照的に自由奔放な文化のなかで生きています。ネパールは他人種国家でして、アーリア系の人々はヒンズー教徒です。カースト制度はヒンズー教勢力の産物で、仏教勢力はこのヒンズー勢力に飲み込まれ、ヒンズー教徒であろうがなかろうが、自覚があろうがなかろうが、ヒンズー教の神の掟で人々を階層分けする社会に組み込まれて扱われてきました。ヒンズーへの改修を迫った弾圧もあったようです。ですから、ネパール人はわりと本気で「仏教はヒンズー教の一部だ」「仏教はヒンズー教が生んだ」と言います。

ネパールのチベット仏教の聖地スワヤンブナート

そんな一方で、スワヤンブナート仏教寺院は格別の保護を受けてきました。特にマラ朝の時代には寺院へ向かう大きな階段の参道が新たに設置されるなど、一目置かれ慕われていたことが伺えます。

ネパールにはチベット仏教のラマ僧が物凄く多い

さて、そういった経緯の後に、ネパールにはチベットから大量のラマ僧たちが入ってきました。チベットが中国に合併されたときに逃れてきた人々です。彼らは赤い僧服をいつも見につけているので一目でわかります。言語もネパール語は話しません。いまではリッチなコミュニティになっています。カトマンズの各地に豪華な僧院を持っています。

スワヤンブナート寺院への行き方

行き方は後述するように、タクシーかバスか徒歩です。スワヤンブナートはカトマンズ市街地にあります。市街地の西面に小高い山の上にスワヤンブナートの仏教寺院は建てられています。タメルのホテルの屋上から見えます。綺麗な三角形の山に階段がまっすぐ伸びたその姿はけっこうかっこよく見えますよ。以下に行き方を書きますが、どこを出発地にするかで変わりますので、一般的にほとんどの外国人が宿泊地とするタメルを基点に紹介してゆきます。

スワヤンブナート寺院へタクシーで行く方法

所要時間:10分 交通費:タメルから300~350ルピーぐらいで行けます。めんどくさい時は500ルピーを出せばすぐに出てくれるはずです。

スワヤンブナート寺院へバスで行く方法

タメルを北に面する大通りの坂道を下ると、ソラクテ交差点があります。そこからバスがたくさん拾えます。 所要時間:10分 交通費:15ルピーぐらい。直行便にのるとだいたいこれぐらいの時間がかかります。 所要時間:20分 交通費:35ルピーぐらい。直行便にのらず、バラジュ交差点まで乗って(15ルピー)そこから乗り換えした場合はだいたいこれぐらいの時間になります。バラジュ交差点でおりて、道路を西側に行くバス(20ルピー)を拾いましょう。

スワヤンブナート寺院へ徒歩で行く方法

所要時間:40分~ 歩くのが早い人はきっともっと早くつけるでしょう。Google Mapでよく場所とルートを確認し、カトマンズの混沌とした町並みを見ながらまっすぐスワヤンブナートまで歩いていって、参道の階段も上り詰めるのも楽しみではないでしょうか。私としては、危険はまったく感じられません。

世界遺産スワヤンブナート仏教寺院を写真画像で見てみよう

スワヤンブナートは山に形成された寺院群です。大きく分けて、①山のふもとと、②山の中腹、③山の頂上との3セクションに分けて見ていきます。

①スワヤンブナート寺院の山のふもと付近エリア

大通側からスワヤンブナートを望みます。正面は玄関口のように一際豪華に見えます。
境内はモンゴロイド諸部族の仏教徒が沢山集まっています。前述の通り、仏教派の諸部族たちです。しかしアーリア系諸部族の観光客も大勢きます。歴史的にも、多くのヒンズー教徒たちがこの仏教寺院の発展のために協力してきました。ネパール王国ができる前のカトマンズを支配したマッラ朝もスワヤンブーを大変手厚く保護していました。
若者組が特に多く、デートスポット、散歩スポットになっています。地元民の間ではスワヤンブーは人気のデートスポットです。外国人観光客は白人とインド人が多いです。
釈迦の像の周りを歩いた動画です。

②スワヤンブナート寺院の山の中腹付近のエリア

この日はちょうどミュージックビデオの撮影が行われていた。グルングドレスの女達がネパール民謡に合わせて踊っていた。
山の中腹に作られたコンクリート製の溜池はトレビの泉さながらに、コインを投げ込んで願いを叶えるホットスポットになっている。
山頂までの道中

③スワヤンブナート寺院の山頂付近のエリア

山頂までの道は何筋かあります。この階段を上ってあがってくることも可能です。 これが山頂のストゥーパ。
お猿さん達が沢山いる寺院としても有名で、モンキー達はすきをみると人間にちょっかいだしています。
山頂には展望台があり、カトマンズ市内を一望できます。かなり眺めがいいです。

ネパールの首都カトマンズにあるスワヤンブナート仏教寺院に行った感想まとめ

  • スワヤンブナートはカトマンズ中心地から近い、西側の小山にある
  • スワヤンブナートはネパールで一番古い仏教寺院
  • スワヤンブナートは宗教を超えてネパールの民から慕われてきた
  • スワヤンブナートは1500年間、改修・増築・再建が繰り返されてきた。
  • スワヤンブナートは別名モンキーテンプルと呼ばれ猿が多い
  • スワヤンブナートは現在はカトマンズで人気のデートスポット・市民の憩いの場
  • スワヤンブナートにはトレビの泉のようなものがある
  • スワヤンブナートの山頂からはカトマンズ市内が一望できる
  • スワヤンブナートのストゥーパの鉄塔には黄金が20キロ分使われている。
  • スワヤンブナートは世界遺産「カトマンズの渓谷」を構成する一つの要素として登録されている
スワヤンブナートは割と近く、適度な広さと整備加減で十分に目に楽しい場所です。山の上り下りなど含めると、半日かかることを見込むとよいでしょう。
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